【是非に及ばず】26

元亀元年(1570年)4月、越前の朝倉氏を攻めていた織田信長は
背後から浅井氏の攻撃を受け、壮絶な退却戦を強いられた。
世に言う「金ヶ崎の退き口」

味方だと思っていた浅井氏に
背後を突かれた信長が
知らせを聞いたとき
言ったとされる言葉が

「是非に及ばず」

そして信長は単独で戦線を離脱。
そのことは味方の軍も
ほとんど知らされなかった。

信長には天下布武という大望があった。
この大望を叶えるためには、
自分が生きていなければならない。

大望の前では、
味方を置き去りにすることも
浅井氏を批判することよりも
自分が生き残ること。

今成すべきことを成す。
それに全てをかけた退却だったと思う。

大変な大事ですら、
どうでもいい!と思えるほどの
とんでもない大望を
持っているだろうか?

今日も大望を胸に、
思いっきり生きていこう!

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