【なると思わな、あきまへんな】47

「ピンチは必ず来るから、その時のために人とお金のダムを作っておきなさい。」

松下幸之助さんが講演会で、何百人の経営者に向かって話していました。

そうすると、
ある会社の社長が聞きました。


「私の会社は毎月赤字です。

ダムを作ろうにも、お金が貯められないんです。

まずは、売り上げを上げるには、どうしたらいいんでしょうか?」


松下幸之助さんは一言、


アドバイスというか、

答えを言いました。


「なると思わな、あきまへんな」


「なる」と思うこと。

簡単なようで難しく、難しいようで簡単。


なると思うことから全てが始まる。



それを聞いたある社長は、衝撃とともにその言葉を理解したのでしょう。

その日は会社は休みだったのですが、
社員全員に電話して、「今から来てくれ!」

と20人ほどの社員を全員を招集しました。

そしてみんな向かって
「なると思えば、なるんだ!」


突然休みの日に会社に呼び出されて、

社長にそんなことを言われたら、あなたはどう思いますか?

どうかしちゃったのかと思いますよね。



その人の名は
稲盛和夫さんです。




あなたはなる、と思ってますか?

なったらいいな。
どうやったらなるかわからない。

そういうときは、

まず「なる」と思うこと。

【ゼロベース】46

出来ないことより出来たことを数えよう。


あれも出来なかった、これも出来なかった、と
出来ないことに目を向けてしまうことがあります。


そんなときは、ゼロを基準に考えよう。

ゼロを基準にすれば、
全てがプラス。

今日一日、
一回でも笑った。
一回でも挨拶をした。
一つでも買い物をして、経済に貢献した。

全てがプラス。


何か目標に向かっているなら、
1秒でもそのことを考えた。
1人でも連絡をした。
1ページでも本を読んだ。
1回でもつながる情報を調べた。

人生は全てが経験。

昨日から見たら、今日はまだゼロベース。

今日を迎えられた瞬間で、
すでにプラスなんだ。