【なると思わな、あきまへんな】47

「ピンチは必ず来るから、その時のために人とお金のダムを作っておきなさい。」

松下幸之助さんが講演会で、何百人の経営者に向かって話していました。

そうすると、
ある会社の社長が聞きました。


「私の会社は毎月赤字です。

ダムを作ろうにも、お金が貯められないんです。

まずは、売り上げを上げるには、どうしたらいいんでしょうか?」


松下幸之助さんは一言、


アドバイスというか、

答えを言いました。


「なると思わな、あきまへんな」


「なる」と思うこと。

簡単なようで難しく、難しいようで簡単。


なると思うことから全てが始まる。



それを聞いたある社長は、衝撃とともにその言葉を理解したのでしょう。

その日は会社は休みだったのですが、
社員全員に電話して、「今から来てくれ!」

と20人ほどの社員を全員を招集しました。

そしてみんな向かって
「なると思えば、なるんだ!」


突然休みの日に会社に呼び出されて、

社長にそんなことを言われたら、あなたはどう思いますか?

どうかしちゃったのかと思いますよね。



その人の名は
稲盛和夫さんです。




あなたはなる、と思ってますか?

なったらいいな。
どうやったらなるかわからない。

そういうときは、

まず「なる」と思うこと。