【刃を研ぐ】68

旅人が森を歩いていると
木こりに出会いました。

木こりは一生懸命
木を切っていますが、
斧の刃はボロボロで
なかなか切れません。

旅人は木こりに提案します。
「一度手を休めて
刃を研いだらどうですか?」

ところが木こりは
「そんな暇はない。
あそこまでの木を
切らなきゃならないんだ。」

と切れない刃で
木を切り続けました。

〜〜〜

この話は大切な教訓を伝えている。

時には、立ち止まって
自分を磨くことが必要なんだと。

僕も初めて聞いた時
なるほどな!と思った。

ところが、
この話は落とし穴があった。

誰が言うかが大事なんだ!

僕はこの話を
めちゃくちゃ木を切ってきた人
から聞いた。

だから説得力を感じた。

これを
そんなに切ってない人が言うと
言い訳になっちゃう可能性がある。

それとか
研ぐことだけにハマって
切らなくなっちゃったりする。

それじゃ意味がない。


人は内側から新しい刃が生えてくる。

実は切り続けることで
磨かれたりもするんだ。


切る!
切るために研ぐ!

そして切る!