【神がいる】89

中学生のとき、フランス旅行に行った。
そのとき訪れた
カルカソンヌの城塞都市の感動が
今でも忘れられない。

その町の教会で
僕は神に出会った。

礼拝堂のステンドグラス
それがあまりにも偉大で
出会ったときに
光に打たれた感じがした。

そのとき、直感した。

これは神が作ったんだ。

神がいなければ作れない。

もちろん
作ったのは職人だろうけど
彼らの中に神がいたんだなと思った。

職人が信仰という力で神を宿し
このマスターピースを彫り上げた。


信仰するというか
捧げるというか

そういう力はなんと
偉大なんだと感動した。


自分に当てはめようとすると
僕は特定の宗教に対する信仰は
持ってないので

信仰って言葉はなんだか
しっくりこない。

だから言葉を分解して
信じ仰ぐこと。


人を信じ仰ぐ。
自分を信じ仰ぐ。

そして
自分の夢を信じ、仰ぐ。

夢に対して、崇高なまでの
感情を抱いたとき
その夢に神が宿る。

時代を越えて異国の少年に
感動を与えるほどの
奇跡を作れるんだ。


あなたが信じて仰ぎ見る夢はなんですか?