【水のおかわり】139

「お願いしまーす、お冷くださーい」
喫茶店で、お水のおかわりを頼むと、当然入れてくれる。当たり前のこと。そこになんの感情も持ってなかった。何年か前、ある人とお茶してたときのこと。その人は「ありがとうございます」って店員さんに頭下げてを言っていた。
それが、とても素敵に映った。

それから、僕も言うようにした。

そしたら、店員さんと
コミュニケーションを
とるようになった。

そして、店員さんを
もっとよく見るようになった。

水のお代わりを注いでくれる。

たったそれだけの行為に
すごく心地よさをもたらして
くれる人がいる。

こんなサービスを与えてくれたのに
見てなかったな。

僕はそれから
もっとコミュニケーションを
とるようになった。

とても爽やかに
お水を入れてくれる人には
名札を見て
「○○さん、ありがとう」

笑顔で注文を取ってくれる人には

「○○さん、あなたが最初に
すごく笑顔で注文を取ってくれたから
とてもいい氣分でいられて
有意義な時間を過ごせたよ。」

帰り際、伝えてから店を出る。

お水を入れてくれて
「ありがとう。」

その一言から
取りこぼしていた
たくさんのサービスを
受けとれるようになったんだ。