【滑り台】162

大人になって、小さい頃行ってた保育園に遊びにいったときのこと。その保育園では毎月、誕生日を迎える子どもに、逆上がりなど最近達成したことをみんなの前で披露させていた。行ったときはちょうどその日だった。
披露する園児の中に、3歳位の男の子がいた。
彼はレゴで何かを作ってきた。
なにかよくわからない形をしていた。

「○○くん、何を作ったの?」

「イルカの滑り台!」

僕は衝撃を受けた。
イルカの滑り台?

その発想はなかった!!

もし、「何か独創的なものを作って」
とレゴを渡されて
どれだけ時間をかけても
僕には出てこない発想!

だって大人の答えはこうだ。
「イルカは滑りません」
それでおしまい。思考は止まる。

その子が、イルカの滑り台と言った瞬間

滑り台を滑って
ピョーンと飛んでいるイルカが
イメージできた。

すごい。
子どもの発想は、
僕らの枠を外してくれるんだ。

子どもの心に学び、
自分の子ども心を呼び覚まそう。

枠を外し、心で遊ぼう。

【今日できる】161

最近流れている曲の曲名が心に響いた。乃木坂46の『いつかできるから今日できる』作詞した秋元康さんが伝えたいメッセージなのだろうか。「いつか出来る。」人はそう思いがちだ。いつかやりたい。いつかやるんだ。「いつか」、「いつか」、「いつか」
先延ばしにするのは得意。

でも「いつか」こない。

僕の好きな衛藤信之先生が
ずっと前に聴いた講演で話していた。

「Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday,Thursday,Friday,Saturday.
いつか、Somedayは一週間の中にない。
どれだけ週が巡って月日が流れても
いつかは永遠に来ない。」

いつかが来ないなら、
やるなら「今」しかない。

今、この瞬間。

宇宙の法則は常識とは逆なんだ。
いつかが来るのを待つのではなく
今やるから、
いつかと思ってた日が来るんだ。

つまり、曲名の通りになる。

『いつかできるから今日できる』
深い言葉だなぁ。

【積み重ね】160

日常内観を始めて数えると5年経っていた。その間、1日分も欠かさず行って来た。内観やった人はわかるだろうか。あの氣づきを、5年間味わえるんだ。
そのおかげで考え方に大きな変化が訪れている。

毎日やることは同じことだ。
3つの質問だけ。
それを繰り返し、繰り返し。

「繰り返し。」
日常がそう思えて、
辛い人がいるかもしれない。

朝起きて、ご飯を食べて、
仕事へ行って、家族と話して、
お風呂に入って寝る。
毎日が繰り返し。

そう思っていたら、
本当にそれだけで終わってしまう。

でも、毎日は積み重ねだ。
昨日と同じ1日はない。
昨日に今日を重ね、今日に明日を重ねる。
変化が見えにくくても
確実に、人生は重ねられている。

ここぞというときに
力を発揮するのは
その積み重ねたものなんだ。

毎日を繰り返しと嘆くのではなく
毎日の積み重ねの上にある
今日を生きよう。