大人になって、小さい頃行ってた保育園に遊びにいったときのこと。その保育園では毎月、誕生日を迎える子どもに、逆上がりなど最近達成したことをみんなの前で披露させていた。行ったときはちょうどその日だった。
披露する園児の中に、3歳位の男の子がいた。
彼はレゴで何かを作ってきた。
なにかよくわからない形をしていた。
「○○くん、何を作ったの?」
「イルカの滑り台!」
僕は衝撃を受けた。
イルカの滑り台?
その発想はなかった!!
もし、「何か独創的なものを作って」
とレゴを渡されて
どれだけ時間をかけても
僕には出てこない発想!
だって大人の答えはこうだ。
「イルカは滑りません」
それでおしまい。思考は止まる。
その子が、イルカの滑り台と言った瞬間
滑り台を滑って
ピョーンと飛んでいるイルカが
イメージできた。
すごい。
子どもの発想は、
僕らの枠を外してくれるんだ。
子どもの心に学び、
自分の子ども心を呼び覚まそう。
枠を外し、心で遊ぼう。
【今日できる】161
最近流れている曲の曲名が心に響いた。乃木坂46の『いつかできるから今日できる』作詞した秋元康さんが伝えたいメッセージなのだろうか。「いつか出来る。」人はそう思いがちだ。いつかやりたい。いつかやるんだ。「いつか」、「いつか」、「いつか」
先延ばしにするのは得意。
でも「いつか」こない。
僕の好きな衛藤信之先生が
ずっと前に聴いた講演で話していた。
「Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday,Thursday,Friday,Saturday.
いつか、Somedayは一週間の中にない。
どれだけ週が巡って月日が流れても
いつかは永遠に来ない。」
いつかが来ないなら、
やるなら「今」しかない。
今、この瞬間。
宇宙の法則は常識とは逆なんだ。
いつかが来るのを待つのではなく
今やるから、
いつかと思ってた日が来るんだ。
つまり、曲名の通りになる。
『いつかできるから今日できる』
深い言葉だなぁ。
【積み重ね】160
日常内観を始めて数えると5年経っていた。その間、1日分も欠かさず行って来た。内観やった人はわかるだろうか。あの氣づきを、5年間味わえるんだ。
そのおかげで考え方に大きな変化が訪れている。
毎日やることは同じことだ。
3つの質問だけ。
それを繰り返し、繰り返し。
「繰り返し。」
日常がそう思えて、
辛い人がいるかもしれない。
朝起きて、ご飯を食べて、
仕事へ行って、家族と話して、
お風呂に入って寝る。
毎日が繰り返し。
そう思っていたら、
本当にそれだけで終わってしまう。
でも、毎日は積み重ねだ。
昨日と同じ1日はない。
昨日に今日を重ね、今日に明日を重ねる。
変化が見えにくくても
確実に、人生は重ねられている。
ここぞというときに
力を発揮するのは
その積み重ねたものなんだ。
毎日を繰り返しと嘆くのではなく
毎日の積み重ねの上にある
今日を生きよう。