【滑り台】162

大人になって、小さい頃行ってた保育園に遊びにいったときのこと。その保育園では毎月、誕生日を迎える子どもに、逆上がりなど最近達成したことをみんなの前で披露させていた。行ったときはちょうどその日だった。
披露する園児の中に、3歳位の男の子がいた。
彼はレゴで何かを作ってきた。
なにかよくわからない形をしていた。

「○○くん、何を作ったの?」

「イルカの滑り台!」

僕は衝撃を受けた。
イルカの滑り台?

その発想はなかった!!

もし、「何か独創的なものを作って」
とレゴを渡されて
どれだけ時間をかけても
僕には出てこない発想!

だって大人の答えはこうだ。
「イルカは滑りません」
それでおしまい。思考は止まる。

その子が、イルカの滑り台と言った瞬間

滑り台を滑って
ピョーンと飛んでいるイルカが
イメージできた。

すごい。
子どもの発想は、
僕らの枠を外してくれるんだ。

子どもの心に学び、
自分の子ども心を呼び覚まそう。

枠を外し、心で遊ぼう。