【勝つのは奴らだ】171

試合の前、指導者が選手たちを鼓舞するスピーチでパフォーマンスは大きく変わる。岩崎由純さんの講演で教わった。『ミラクル』という映画のワンシーンにそれは表れている。アイスホッケーでジャイアントキリングを成し遂げ、「氷上の奇跡」と謳われた実話を描いた作品だ。

試合の直前、監督は
選手たちを前に語りだす。

「奴らは強い。

10回戦ったら9回は
奴らが勝つだろう。

だが、

今夜は俺たちの番だ」


ここに言葉の力というのが
最大限に表現されているのを感じた。

「10回戦ったら9回は
奴らが勝つだろう。」

この表現が素晴らしい!

「10回戦ったら9回は
俺たちが負けるだろう」

ではダメなんだ。

「負ける」という
マイナスのイメージを
引き寄せる言葉は使わない。

なぜなら
潜在意識は
主語を区別できないからだ。

「相手チームが勝つ」
って言っていても

潜在意識には
「勝つ」
だけが入る。

使い方がわかっていれば
言葉はすごい力を発揮する。

メンタルも
パフォーマンスも
大きく変わる。

ミラクルを起こすほどに。

言葉の力を味方につけて
人生を鼓舞しよう。