【手放したくない】185

大きな問題ほど、なくなるのに時間がかかることがある。そういった問題は、人生に影を落とす。早くなくなったらいいのに。解決したらいいのに。悩みながら、人に相談したり、苦しんだりして、時間がたっていく。
やがてついに、解決する糸口が見つかった。
「この問題がなくなるかもしれない。」

それがわかった瞬間
芽生えた感情

「この問題を手放したくない」

あれ?
そんなバカな!

ずっと、手放したい!と
思ってたはずなのに。


なんでこんな感情が
沸き起こっんだろう?

意識の裏側を調べていく。

人間は恒常性、ホメオスタシスを
持っている。
本能的に、変化を恐れるんだ。

問題があることが
当たり前になってたから
変化が怖かった?

もちろん、
それもあるかもしれない。


けど、他にもあるんじゃないか。

「問題があること」に
メリットを感じていたんじゃないか。

それはなんだろう。

「やらなくていいこと」
があったのではないか。

大きな問題があれば、
それにさえ集中していればいい。

忙しいのは、ある意味楽なんだ。

もしそれが解決したのなら、
他のことを見なければいけない。

自分の人生に
向き合わなければならない。

それを避けるために
問題解決を無意識で避けて
きたのかもしれない。

この発見は学びだ。

もしかしたら
今抱えている大きな問題
ずっと解決しない問題の裏には
何かを避けられるという
存在理由が
あるのかもしれない。