【行かない】193

初めて弥生さんとセミナーを開催したときのこと。
セミナー当日だったかな。
まだ決めきれてないことが多くて
講師のメンバーで早めに集まって
ミーティングをした。
 
集合時間になって
みんな集まったんだけど
主役の弥生さんだけが来ない。
 
あれ?と思ってると連絡が入った。
 
「ごめんねー。
急用ができちゃって。
直前にならないと行けないかも」
 
多分こんな感じだったと思う。
 
マジか!!
弥生さんが来ないと
話が始まらないんじゃないの?
 
すっかり頼りにしてたので
えー!って思った。
 
でもどうしようもないので
そこにいるメンバーでどうするか
あーだこーだ考えて
なんとかいろいろ決めてった。
 
そして、直前になって
弥生さんがやってきた。
 
「ごめんねー。
どうなったのー?」
 
「こうこう、こうなりました」
 
「オッケー!」
 
そして、ばっちりとセミナーやっていった。
 
そして終わって
「よかったねー!拍手!」
みたいな。
 
 
いやー、事前のミーティングに
弥生さんが来れないとなったときは
焦ったー。
 
どうなるかと思ったー。
 
ふー、無事終わってよかった。
 
という心境。
 
 
 
でもさ、
途中でわかったよね。
 
 
 
この人、わざと来なかったんだ・・・。
 
 
 
  
 
そんなこと出来る?
 
 
 
 
 
いや、僕がその立場だったら
思いつきもしなかったかも。
 
 
んー、思いついてもさ
選べなかったかもな。
 
 
人育てるって
こういうことなのか。
 
 
 
「行かない」という選択を出来ること。
 
なんというリーダーシップなんだ。
 
感動したのを覚えている。