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233【一本】
学生時代、同じ大学に空手の全国大学選手権で史上初の四連覇をした先輩がいた。体育会の総会で記念演武を見たときに、芸術作品かと思った記憶がある。大学のスポーツ新聞に、その人のインタビューがのっていた。
突きを10本やる。そのときに、10本をやるのではなく、一本。一本。と一本を集中して打った。
そんな話だったと思う。
日常にかまけていると、惰性が襲う。
例えば
話や、発表が終わって拍手をした自分。
今の拍手、どういう思いでしたかな?
振り返って考える。
賞賛を込めていたか?
承認を込めていたか?
流れでやってしまっていることがある。
挨拶はどう?
ありがとう。
さようなら。
いただきます。
お願いします。
言葉の一つ一つ
油断して
作業になってしまっているときがある。
そんなとき
彼女の記事を思い出す。
10回やっても
100回やっても
その一本。に、
その一回。に、
心を込めて。行おう。