248【トイレットペーパー】

昔からどうしても氣になってることがある。それはトイレットペーパーの使い方だ。人はたぶん2〜3歳のころトイレトレーニングを受ける。それ以降はトイレは一人の世界だ。仲間と一緒に風呂に入ることはあっても、トイレの個室に入ることはない。家族や恋人でさえ、トイレの個室は入ってくることないプライベート空間だ。
だから、小さい頃に覚えた
トイレットペーパーの使い方を、
自分のアレンジをしながら
繰り返すだろう。

世界でトイレットペーパーを
使う文化の人口は
何十億人もいるんじゃないだろうか。

それぞれの使い方がある。

両手でガーっと取る人もいれば
きちんとたたんでから使う人
ぐちゃぐちゃってして取る人もいれば
使用する長さや折る回数を決めてる人

その中には必ずあるはずだ。

世界で、最も効率的のよい
トイレットペーパーの使い方。

最も素早く巻き取り、
最も小さい面積で、
最も衛生的で、
最も綺麗に拭き取る。

そんなすごい方法が
個室の壁に挟まれて
共有されてないことがもったいない。

でも、友達に、
どんなふうにやってる?
とも聞きにくいい。

でも世界にはきっと、
え!?なんて画期的!!
そんな方法があったの!? という
アイデアが世界にはあるはずだ。

それを知りたいなー。
誰か持ってないかなー。

247【緊迫】

小魚を移送するのに、水槽にどんな仕掛けをしたら無事に運べるだろうか?これがなかなか難しいらしくて、水温を調整したり、空氣を送り込んだり。どんな工夫をしても、着いた先で開けると全滅してしまうことが多くあったそうだ。いろいろ試した結果、魚を死なずに運ぶのに、ある方法が発見された。
それは、追い求めていた快適さとは真逆の方法。
なんと、その方法は
天敵を入れること。

天敵が同じ水槽にいるから、
逃げる、逃げる、逃げる。

そうすると、
着いた先であけても
何匹かは食べられることはあっても
全滅は避けられたそうだ。

生きるには
どれだけ恵まれてるかが大事だろうと
思っていたけど

緊迫さの中での方こそ
油断せずに生き延びれるのかもしれない。

246【アウトプット】

学んだことを自分のものにするには、アウトプットすることが効果的だ。僕は高校のとき、歴史の教科が得意だった。好きだからというのもあったけど、もうひとつ理由があった。それは、アウトプットしていたこと。行っていた予備校の授業はとても面白くて、人名や年号とかを覚えやくストーリーや語呂合わせで教えてくれた。予備校から帰って、毎日、ご飯を食べながらお母さんに話していたんだ。
こんなことが起こったんだって!
こんな語呂合わせで覚えるんだって!
いつも、
うんうん、と聴いてくれた。

だからすっと
自分の中に知識が定着して
成績がグングン上がっていった。

あのアウトプットがよかった。

そしてそれを聞いてくれる
人がいてよかった。

245【いっていいよ】

頑張ってるんだよ。
知ってるよ。

本当は、きついんだよ。
知ってるよ。

表には、だしてない。
そうだね。

みんなも大変だから。
優しいね。

でも、本当は、怖いよ。
知ってるよ。

本当は、苦しいよ。
わかってるよ。

出来ないよ。
無理しなくていいんだよ。

でも、やらなくっちゃ。
頑張ってるね。

こんなときこそ、やるんだ。
それが言いたいこと?

助けて。
わかった。

自分には
本音、
言っていいよ。

自分の心の声、
聴いてあげよう。

頑張ってる自分、
褒めてあげよう。

苦しい自分、
抱きしめてあげよう。

知ってるよ。
わかってるよ。
だって、私だもん。

そばにいるから。

言っていいよ。

ほんとのこと
いっていいよ

244【しない】

ご飯どうしよう。外食も控える。自炊のための食材も買いに行くのも控える。どうしようかなー、と考えてたら思いついた。だったら食べなきゃいいじゃん!食べないことを決めて断食をしていた。
あれも出来ない。これも出来ない。
外からの要因で出来ないと
それに振り回されている感覚になる。

出来ないならいっそのこと

しない。

と決めることで
自分が手綱を握っている感覚に変わるんだ。

243【笑いがひらく】

バックパッカーしてたとき、インドの圧は衝撃続きだった。やっと慣れて1週間くらい旅してたときだったか、カジュラーホという街についた。案の定、バスを降りた途端、男の人たちに囲まれた。
「今日の宿は決まってるか?
うちの宿は安いぞ!うちに泊まりなよ!」
「いや、うちの宿は部屋にシャワーがあるぜ。
うちに泊まりなよ!」
「いや、うちは広くていいぞ!」 こいう人たちのところには行かず、
宿は自分で探したほうがいい。

それをわかってきてたので

ノーセンキューと言いながら
通り過ぎる。

まあ、もちろん
すんなり通してはくれない。
あの手この手で足を止め、
営業をかけてくる。

そんな中一人の男が 「このペンをあげるよ!」
とペンを差し出してくれた。

くれ!と言われることはあっても
あげると言われたことはない。 「え?なんで?」 と聞くと 「インドでは友達に
ペンを送る習慣があるんだ。

だから僕たちはこれで友達。

な、うちの宿に泊まりなよ。」 新しい・・・ が、

僕はペンを突き返し
「ノーセンキュー」
と拒んだ。

するとその瞬間
男は流暢な日本語で
一言 「なんでやねん!」 これには思わず笑ってしまった。

タイミング最高!

まいったまいった。
OK!
あなたのところに泊まるよ。

拒否してるところでも
笑いがあるとね
扉はひらくんだよね。

242【終わらせ方】

あれやらないと、これやらないと。でも終わらない。そう思って焦ってしまうことがある。終わりが見えなくて、手がつけられないようになっちゃうんだ。早くやらなきゃ。から、いつかやらなきゃ。になって、そういえば、そんなこと言ってた時もあったなー。とやらなくなっていく。

まず、始めよう。
たったひとつ言えることは、
あたふたしても、やり始めなければ
いつまでも終わらない。

物事を終わらせるには
まず始めよう。
やり始めたら、いつか終わるんだ。

241【朝日】

朝、目が覚めたら一番最初にすることがある。それは、カーテンを開けて、太陽に向かって拝むこと。「太陽さん、エネルギーをありがとう」人の身体って、生理学的に、太陽の光を浴びると目が覚めてくるそうだ。それは太陽が昇ったら朝、という太古から遺伝子に刻まれたことなんだろう。まだ眠たくても、これをやると身体が起きてくる。

まだ太陽が顔を出す前から、
空は明るくなり、
雲は光を反射して黄金に輝きだす。

払暁の空は尊さすら感じる美しさだ。
何が美しい芸術作品を見るために
遠くへ行くことが出来ないなら、
世界中の誰かの元にも訪れる
太陽の登場に立ち会おう。

自然と手を合わせたくなる
神々しさがある。

毎日当たり前にあることのようだけど
改めて考えると
すごいこと。
毎朝奇跡だよな。

すごいなー。
すごいなー。
ありがとう。
ありがとう。

感謝と感動から始まる朝は
氣持ちいい。

240【普通】

あの人は普通の人だよ。あの人は普通じゃないよ。「普通」ってなんだろう?ずーっと、疑問に思ってた。例えばクラスに40人いたとする。自分を除いて、他の39人のことを普通の子だと思うか、そうじゃないか。そんなことを聞いたら何人に普通とつけるだろう?そして、他の39人全員から、あなたは普通という回答をもらう子は何人いるだろう?それがもし少数なら、それ自体が普通から離れてしまうんじゃない?
普通って、どこにあるのかな。

239【文字の上に文字】

その日のまとめをしよう。僕が話してることのメモをとるのに、その子は手近なチラシを取った。普通はさ、チラシの空いてるところにメモを書くよね。その子はね、文字の上にメモを書き始めたんだ。ええー!!僕は衝撃だった。思わず突っ込んだところ、「色違うから読めるじゃん」いや、そうだけど。そうだけど、、、思い付きもしなかった。

僕はそれから
テキスト上にノートをとり
その文字の上に
メモを書くようになった。

色んな色を使って書けば
確かに読める。

文字をキャンパスの背景に加えたら
テキストの狭い空白から卒業して
全面にのびのびとペンを広げられる。

縛られてたのが自由になった感覚だ。

こんなふうに書くなんて
僕の当たり前の中にはなかった。

常識を覆されるのは
なんて楽しい発見なんだ。