262【青春】

「宇宙よりも遠い場所」というアニメの中で、大好きなセリフがあるんだ。高校2年生のキマリと、しらせが、新宿で、追ってくる観測隊員たちから走って逃げているシーン。走ってる最中に、急にキマリが「へへっ」と笑い出した。一緒に逃げていたしらせが、前を走るキマリに問いかける。
「何?」

『うん、ただ、
楽しいなーって。』

「楽しい!?」

『うん、
なんかね
動いてる!』

「え!?」

『えへへ、
わたしの青春、
動いてる気がする!』


この台詞好き!


逃げたり、走り出したり、
日常とは違う景色。

何かが起きそうな、何かを起こせそうな。

それが青春!

青春動いてるって感覚、
たまらないね!大好きだ。

年は関係ない。

青春を動かそう。

261【あえて言う】

あなたははっきり言うタイプ?言わないタイプ?
僕は、はっきり言うタイプだと自分では思っている。時には、はっきり言ってあげたほうが、その人のためになると。「この言動が不快に感じました。」「あなたのこういうところが苦手だと感じました」だからたまに言葉がキツいと言われる時があっる。それはまだ伝え方が未熟なのかもしれない。ただの文句は言わないようにするが、その人のためになると思うことなら、あえて言う。
それは自分でも体験している。
以前、仲間からたくさんの
メッセージカードが届いた。
そこには感謝の言葉やお褒めの言葉が
たくさん書いてあった。
その中の一部に
厳しい意見もあった。
年数が経っても、記憶に残るのは
厳しい意見のほう。
私のためにはっきり言ってくれた言葉たち。
伝えてくれてありがとう。
大切にしている。
相手のために、あえて言ってあげる。
それは、時がたっても、
深い愛として
残るんだ。

260【挑戦の幅】

先日、仲間の姿に大きな感動を覚えた。講演会を主催して、そこで司会をやったんだ。僕はその姿を見て、すごいと思った。本人にそれを伝えたところ、どうも、上手く伝わらなかったようで、逆に自分の司会がグダグダで、なぐさめるために良かったと言ってくれたんじゃないかと思ったらしい(笑)でもね、本当に感動したんだよ。司会のうまさじゃない。その挑戦の幅に感動したんだ。
同じことをやるにしても、
人によって挑戦の度合いが違う。
例えばいつも司会をやって
慣れてる人にとっては
前に立つことは当たり前のことだ。
でも、
慣れてない人にとっては
大きな挑戦だ。
慣れてるかどうかは
見ればわかる。
それでも!
今立っているそのことこそ
その人が今作り出しているものだ。
その幅の挑戦。
もし僕だったら
やれただろうか?
僕は人前に立つのは慣れてるから
同じことは出来るかもしれないけど、
同じ幅のことは出来る?
自分が初めてで、
慣れてなくて、
その状態で、立てる?
もしくはそれと同じ幅の
挑戦を、今の自分が出来る?
僕には出来ない!
と思った。
慣れてる人が、
そつなくこなしても、
「いい司会だったねー。」
で終わるさ。
でも、
慣れてなくて、
初めてで、
必死で挑戦して、
その姿が素晴らしい。
今思い出しても涙が出る。
人によっては大きなことでなくても
その人にとっての幅が
どれだけ大きいか。
その挑戦の幅に、感動するんだ。

259【来年も出ようね】

YOSAKOIソーラン祭りのメイン会場である8丁目ステージ。あそこで待機するときは特別だ。3チーム前くらいから斜め後ろに待機して、前のチームがステージに上ったらステージ後ろに移動する。だんだん前に詰めて、ステージへ上がるスロープ下の下へ。演舞1分くらい前になったらスロープを途中まで登って待機する。そこからは、前のチームの背中と、たくさんのスポットライトが見える。大勢のお客さんがいるのを感じる。今からこのステージに立つ!あの緊張感とワクワク感がたまらない。
僕は20年連続で立ち続けることができた。
何度もいろんな体験を味わった。
その中で、1回目の出来事は
いつまでも忘れない。
僕が初参加したのは
母の作ったチームでだった。
その年、チーム自体も初参加だった。
札幌のチームは水曜、木曜に
8丁目ステージを踊る。
つまり、
8丁目ステージがその年の
最初の演舞になるんだ。
チーム自体が初参加だから
チームのみんなも初参加。
初参加の初演舞。
みんな何ヶ月も練習して、
そして、ついにデビューの一本目。
もうすぐ出番!
斜め後ろ、後ろ、スロープ下
そしてスロープの途中へ。
みんなで顔を見合わせながら待機してた。
ドキドキ。
そのとき、チームの一人の
小学生の女の子が言った。
ニッコリ、顔をまん丸にして
「先生、来年も出ようね」
今から踊るんだよ!
まずこれからだよ!
と突っ込まれてたけど、
僕はそのセリフが忘れられないんだ。
その子は
まだ踊ったことのないステージの下で
今から踊るのに
初めて踊るのに
まだ出たことないのに
もう来年も出たい!
ってなったんだ。
ワクワクして、仕方がない。
それが伝わってくる言葉。
あの舞台に上がる直前
ステージ下から見える景色は
吸い込まれるような
ワクワクの魅力が詰まってるんだ。

258【参加者】

セミナーに参加するときに意識していることがある。それは、自分がセミナーの顔であるということ。定期的に参加してるものや繰り返し受けられるものは、自分がだんだん慣れてくる。そうするとつい油断してしまうものだ。そのセミナーに初めて来る人は、講師だけじゃなく、参加者を見ているものだ。緊張しながら、どんな人が受けに来てるんだろう?と、会場をぐるっと見回したりする。特にオンラインの場合は、画面を切り替えて見ているよ。
そんなとき、何度も受けている自分が、
スマホいじってたら?
眠そうな顔してたら?
初めて来た人がは、それを見とき、
ふーん、このセミナーに来る人は
何度も来ててもこの程度かー。
と思うんじゃないか。
それは自分が参加しているものの
価値を下げることだと思う。
リピートしたり
定期的に参加している、
ということは
少なくとも自分が価値を感じてるからだ。
だったら、
自からもっと価値をあげていこう。
自分がセミナーの顔!
そう思ったら、氣は抜けない。
笑顔で、リアクションして、
楽しんで、集中して聴く。
特に、オンラインの場合は
講師に反応が届くためオーバー気味に。
そうして全体を盛り上げる。
じゃあ初参加やビギナーのときは
普通に参加する?
僕はそういうときこそ本氣で参加。
と思ってる。
だって、初参加の人が
めちゃくちゃ熱心に
ぐいぐいと参加してたら
みんな刺激受けるよ。
僕だったらむしろ焦るよ。
その熱は特に
リピーターこそ感じるはずだ。
たった一人の反応で
会場の空氣は変わり
講師は熱を帯び
そのセミナーの価値はより上がる。
セミナー、講座は
スピーカーや講師という
前に立って話してる人だけが
作っているのではない。
参加者が作っているんだ。
参加者がそのセミナーの価値を高めれば
それは結局、学び、体験として
自分に返ってくる。
そして自分だけじゃなく、
講師や、他の参加者への貢献になると
信じている。
参加者側でも、
このセミナーを作ってるのは私!
このセミナーの顔は私!
そうやって受けると
価値が大きく変わってくるんだ。

257【同じこと言ったのに】

たった数行の中に、深く心情を表す文章を込めることができる。「日本一短い母への手紙」という本の中に、何年たっても忘れられない作品があった。娘をもつ母親が、昔自分の母親に言った言葉について書いた手紙だ。
「『私母親似でブス』娘が笑っていうの。私同じこと泣いて言ったのに。ごめんね、お母さん」
このときのごめんね。って、
どんな氣持ちだったろう。
同じこと言ったのに。
どうしてわたしは
ああやって捉えたんだろう。
どうしてわたしは
こうやって捉えられなかったんだろう。
同じこと言ったのに。
どうしてわたしは
受け入れてあげなかったんだろう。
どうしてわたしを
受け入れてくれるんだろう。
想像したときに
いろんな感情が込み上げてくる。
ごめんね
この短い言葉の中に込められた
想い。
こんなにも、
違った受け取り方が出来る。
それに、氣づかせられるんだ。

256【成幸者のアウトプット】

その日は泊まりの研修で、施設と同じ建物にあるホテルに泊まっていた。講師の名倉さんの部屋はとても広くて、夜はみんなで集まってお酒を飲みながら遅くてまで話し込んだ。だんだんと人も増えてきたころ、名倉さんから頼まれた。
「たかし、隣の部屋から椅子を持ってきてくれ」
隣の寝室に入ると大きなベッドの上に本がずらっと置かれていた。
これが名倉さんが今読んでる本か。
10冊くらいあったろうか。
これはメッセージですね!
と思って、その本を写真に撮って
あとで全部買って読んだ。
そしたら氣づいた。
あれ?
この本に書いてあること
研修で話してたな。
あ、これもこの前ワークで
使っていた手法だ。
すごい。
学んだことをすぐ実践。
いや、自分が実践するだけじゃない。
何十人、何百人に
その本の内容を体験させていたんだ。
なんというアウトプット力
これが成幸者なんだと知った。