260【挑戦の幅】

先日、仲間の姿に大きな感動を覚えた。講演会を主催して、そこで司会をやったんだ。僕はその姿を見て、すごいと思った。本人にそれを伝えたところ、どうも、上手く伝わらなかったようで、逆に自分の司会がグダグダで、なぐさめるために良かったと言ってくれたんじゃないかと思ったらしい(笑)でもね、本当に感動したんだよ。司会のうまさじゃない。その挑戦の幅に感動したんだ。
同じことをやるにしても、
人によって挑戦の度合いが違う。
例えばいつも司会をやって
慣れてる人にとっては
前に立つことは当たり前のことだ。
でも、
慣れてない人にとっては
大きな挑戦だ。
慣れてるかどうかは
見ればわかる。
それでも!
今立っているそのことこそ
その人が今作り出しているものだ。
その幅の挑戦。
もし僕だったら
やれただろうか?
僕は人前に立つのは慣れてるから
同じことは出来るかもしれないけど、
同じ幅のことは出来る?
自分が初めてで、
慣れてなくて、
その状態で、立てる?
もしくはそれと同じ幅の
挑戦を、今の自分が出来る?
僕には出来ない!
と思った。
慣れてる人が、
そつなくこなしても、
「いい司会だったねー。」
で終わるさ。
でも、
慣れてなくて、
初めてで、
必死で挑戦して、
その姿が素晴らしい。
今思い出しても涙が出る。
人によっては大きなことでなくても
その人にとっての幅が
どれだけ大きいか。
その挑戦の幅に、感動するんだ。