279【非日常】

日常の生活に比べて、旅というのは、非日常の出来事だ。20代前半、東南アジアをバックパッカーで放浪していたときのことは、今でもはっきり覚えている。毎日が刺激的で、新しい出会い、新しい景色。感動だらけだった。そんな非日常を7年半もし続けた人がいる。

『行かずに死ねるか!』

という本の著者の石井さんは、

自転車で一人で7年半も世界を旅をした。

その本の中で

印象に残ってるある話がある。

旅を何年もたったあるとき

しばらく同じ町に滞在することにして

そこでアルバイトをしたという。

何年も旅をし続けて

毎日移動して

毎日違う町にいるのが

当たり前の生活をしていると

定住して、仕事をする。

というのは

非日常だったと。

僕にとってはそれは今の生活。

家があって、仕事があって

毎日会社に行って、毎日家に帰ってくる。

そんな日常が

非日常なこともあるんだ。

定住しない生活をする人々もいる。

遊牧民は移動しながら暮らしている。

僕にとっては

旅は非日常。

だけど同じように

僕の当たり前の生活も

誰かにとっては

非日常になり得るんだ。

#フォーチュンギフト