298【笑顔】

笑顔がいいよね、って言われる。素直に嬉しい。そう言われるのは、実は理由がある。僕は自分がどんな顔をすればいい笑顔になるか知っているからだ。それは、毎日の写真のおかげ。このフォーチュンギフトは年に50本くらいUPしている。そのたびに笑顔の写真を撮ってる。そして、誕生日おめでとうって書いて笑顔の写真と共に送ってるのは、年間600人くらい。つまり、ならすと毎日2枚くらい、自分の笑顔を撮ってるわけだ。

毎日撮ってると、その分その時間、

笑顔をするから、

顔の筋肉が覚える。

だから、普段も自然と笑顔が多くなる。

笑顔でいると、

氣持ち明るくなるし

それを見た周りも明るくなる。

最近笑顔でいる時間は多い?

さぁ、自分の笑顔を確認してみて。

それを顔に形状記憶!

あなたの笑顔、素敵だよ。

#フォーチュンギフト

297【溺れる】

初めて彼女が出来たとき、僕はその子にすっかりハマってしまった。2人でご飯を食べていたとき。僕は彼女の顔をじっと見ていた。きっとそのときの僕の顔が、あまりに「好き!」って顔をしてたんだろうね。

彼女がおもわず言った。

「私に溺れてるね(笑)」

僕は返した。

「うん。

そうなの。

だから・・・。

助けないで。」

そんな状態を楽しんでたいときもあるよね。 

#フォーチュンギフト

296【ビートルズ】 

バックパッカーでヴェトナムを放浪していたとき、ホイアンという街で、チケットトラブルに見舞われた。そのとき、対応してくれた観光窓口にいた青年と、仲良くなった。彼は翌日仕事のない時間に、ホイアンの街を案内してくれた。現地の人しか行かないお店でご飯を食べたり、ビーチにある高級ホテルの部屋を訪れてお金持ち体験して遊んだり。プラベートプールで僕の帽子をかぶってデジカメで撮った写真を、写真屋で現像して喜んでいた。仕事のあとに、また合流して一緒にビールを飲んだ。

彼はうちに招待してくれた。

彼のバイクの後ろに乗って

片道30分くらい。

バイクの後ろに乗りながら、

一緒に歌を歌おうとなった。

お互いの国の曲などわからない。

どの曲なら知ってるかな。

そして行き着いたのがビートルズ。

二人とも歌詞はよくわからない。

「イエスタデイー、フンフンフンフー♪」

「レットイットビー、レトビー、トレビー、レトビー、フンフンフンフー、レトビー♪」

みたいなね。

僕という日本の青年と、

彼というヴェトナムの青年。

同じ曲でつながれたことに

感動を覚えた。

翌日、僕がダナンの街に行く時、

1時間以上かけてバイクで送ってくれた。

ガソリン代はいらないと言ってくれた。

僕は日本からかぶってきた

帽子をプレゼントした。

彼の夢は、

タイに行くことだと言っていた。

日本からタイに行くのは、

行こうと思えば行ける。

僕もその旅のあと行った。

でも彼にとっては

お金を貯めて

いつか、タイに旅行に行く。

それは現実の延長にはないこと

だったんだ。

一ヶ月の給料が、日本円で3000円だった。

グエンと言ったかな。

底抜けにいい人だった。

まだSNSやメールアドレスを

みんなが持ってない時代

連絡先はわからない。

元氣でやっていることを、

夢が叶っていることを願う。

彼と歌ったビートルズが

今でも耳に残っている。

#フォーチュンギフト

295【違和感】

ん?仕事や日常の中で、なんらかの違和感を感じた時。それをスルーしないように心がけてる。何かちょっとひっかかることあっても、気のせいかなと思って通り過ぎてしまって、何か問題が起こった時、思い返せばあれだったか!となることほ多い。氣づいてたのに。あのとき、違和感を放置せず、しっかり確認しておけば・・・。と反省する。

もちろん、

調べても結局なんでもなかった、

というほうが圧倒的に多い。

だけど、その中の本当の一回が、

重大な問題だったとしたら大変だ。

部下にも日頃、違和感があれば

スルーせず報告するように言っている。

結局ただの見間違いや

業務に支障のない

小さなことだったとしても

「その違和感をそのままにせず

報告してくたこと素晴らしい!

次回も違和感があったら

直ちに教えてください。」

と、お礼と依頼を伝えている。

そうすることで

自分にも人にも

トラブルの予防策になるんだ。

違和感を感じたら、

立ち止まって、確認しよう。

#フォーチュンギフト

294【東京】

北海道から上京してきて20年がたった。初めて一人で東京に来たのは、大学受験のとき。驚いたことがいくつもあった。まずビルが高い。新宿で、「ビルたけー!」と上を向いて歩いたのを覚えてる。札幌は火山灰地で、いまでこそ高層の駅ビルがあるけど、当時は高くても十数階で、そんな高いビル見たことがなかった。とにかく見上げて驚嘆していた。

それから駅が、駅じゃない。

僕の知ってる駅の概念は

改札は一ヶ所。出口は右か左だ。

新宿駅で降りて意味わからない。

まず改札がわかならい。

改札出ても出口がわからない。

駅なのに、店がある。

どこまでが駅なのかわからない。

ホテルまでの道が分からなくて

周りの人に聞いた。

よくわからないと言われた。

地元の人なのにわからないの?

と思う。

先輩の家に行こうとして

駅と駅の間の間隔の違いに驚く。

札幌は1駅1〜2分。

10駅だから15分くらいで着くだろうと

思ってたら全然着かない。

そして、電車に乗っていると

いくつかの駅を通り過ぎた。

パニックだ。

なんでここは止まらないの?

そして途中の駅で降ろされた。

またパニックだ。

なんでここで止まるの?

急行という概念も

当駅止まりという概念もなかった。

コンビニでおにぎり温めますかと

聞かれないし

エスカレーターでは

左側止まって右側進むし

○I○Iはオイオイと読んじゃうし

人多いし

変な人いるし

空氣が汚いし

上京組の友達と情報を集める。

服は原宿で買うのがオシャレらしい。

いやいや、原宿の奥に、

裏原と言われるとこがあって

そここそ本物のオシャレらしい。

歌舞伎町を歩いただけで

後輩に電話してた。

田舎ものだったな。

家の前に

キツネが来るようなところから

出てきた僕には

カルチャーショックだった。

長くいるといつしか

当たり前になっていくことも

思い出すと

はじめは戸惑っていたんだな。

そんな東京に

もう人生の半分以上住んでいる。

#フォーチュンギフト