329【言葉通り】

「たまにはご飯一緒に食べようよ。」彼女からのメッセージ。最近中々会えてないなかったら、なんとか時間を空けてご飯に出かけた。料理が出てきて一緒に食べた。食べ終わると僕は、次の予定があったから、お金を置いて「じゃあ俺は行くわ。ゆっくりしてていいよ。」そういうと彼女は嘆いた。「なんでー!そうじゃないよー!」

え!?なんで嘆かれてるのか

わからなかった。

彼女

「一緒にご飯食べようって言ったじゃん!」

「いや、だから食べたじゃん」

「違うよー!ご飯食べようってのは

食べ終わった後少しゆっくりする

時間を一緒にいたり

話したいってことだよー!」

えー?

そんなの聞いてない・・・。

と思った。

でも今ならわかる!

これは僕が悪かった!

だけど、当時はね、

本当わかんなかった。

言葉通り捉えていた。

いや、言葉通りでもないか。

自分の解釈の通りに

その言葉を捉えていた。

相手の意図とか

相手の立場になって

何も考えてなかった。

江戸の言葉で言ったら

するってえと何かい?お前さん。

これがなかったんだねー。

人情が。思いやりが。

甘えだね。

まだまだ言葉通りに

自分の解釈で

受け取ってしまうことばかりだ。

相手を思いやる心。

相手に寄り添うことを

常日頃意識していこう。

合言葉は、

するってえと何かい?お前さん。

#フォーチュンギフト

328【二度目のチャンス】

「チャンスは一度きり」という話と「チャンスは何度でもある」という話。この二つは、矛盾しないと思っている。一生に一度だ!と思って取り組んだからこそ、二度目が来るんだと思う。次でやればいいや。またいつか。そう思っているところには、来ない。

一度きりのチャンスを

本氣で掴みにいっているところに

二度目が来る。

二度目を当てにして

一度目をおざなりにしていると

二度目は来ない。

世の中、

そういう法則になっていると

感じるんだ。

#フォーチュンギフト

327【チャンスは何度でも】

海洋冒険家、白石康次郎さんの講演が心に残っている。大記録を打ち立てる前、大きな失敗をしてしまった。航海に出たが準備不足もあり、船にトラブルが発生して途中で引き返すことになった。協力してくれた人やスポンサーにも大変申し訳ないことをした。しっかりと準備をして、再チャレンジした。しかし、一人で修復できない破損が起き再び断念。これから引き返すというときに、船の中で撮った、謝罪と無念の動画。慟哭が今も記憶に残っている。

丘に戻って、意気消沈して

無為な日々を過ごしていた。

諦めかけていた。

そのとき、

師匠がくれた言葉。

「こうちゃん、

生きていれば

何度でもチャンスはあるんだよ。」

その言葉に救われたという。

そうして、

再び立ち上がり

最年少単独無寄港世界一周を成し遂げた。

そうだ。

命がある。

命があるなら

何度でも

またチャンスは巡ってくるんだ。

#フォーチュンギフト

326【チャンスは一度】

昔師匠から言われた。「うまくいく奴は、(セミナーで)しゃべれるか?って聞かれて『はい、準備できてます』と答えられるやつだけや。聞くのは一度だけや。そのときにそう答えられなかったら終わりや。もう二度と頼むことはない。チャンスは一度きりや。チャンスの神様は前髪しかないんや。向こうから来た時パッと掴まえないと、後ろ頭はつるっぱげや。」

一度きり。

それを逃したらもう来ない。

これはすごく心に残った。

チャンスが来た時、

すぐに掴めるようにしておかないと!

今でもその緊張感を

どこかで持ち続けている。

この教えのおかげで

掴めたものがたくさんある。

#フォーチュンギフト

325【タイムトラベラー】

帰り道、もし今自分が、タイムトラベラーで、何百年も前から来たとしたらどんなふうに見えるだろう?そんな想像をして遊ぶ。

なんだ!?この地面は!全部黒いぞ。

高い!高い!どうなってんだこの建物は?城より高いぞ。道にあるこれは鉄か?いったいどんな職人がこんなきれいに加工しやがったんだ?

光ってる!

蝋燭も提灯もなしに光ってる!

なんだあの鉄のイノシシは!

馬より速い!人が乗ってる!

あんなの見たことない!

人は何着てるの?

どういう構造?何で出来てるの?

扉が自動で開いた!

色、音、香り

街のネオンも、ガラスも

横断歩道の音楽も、

ありとあらゆるものが衝撃だ。

きっと日記を書くとしたら

こんな感じだろう。

「遍く一切が摩訶不思議なり。

一刻たりとも驚嘆せざるということなし」

そうやって想像して歩いてるとね

日常目の前にあるものに

すごいな!と思う。

それは、

当たり前にあるものに感謝とか

そういう次元を通り越して

衝撃!感嘆!驚愕!

感動の嵐!

数百年前からしたら

今の世の中

魔法の世界だよ。

すごい世界に生きてる。

ただの平坦な帰り道が

まるでテーマパークに初めて来たような

興奮に変わるんだ。

#フォーチュンギフト

324【サイゴン陥落】

バックパッカーの旅に出た時、最初に降り立った街はヴェトナムのホーチミン市(旧サイゴン)だった。なぜその街を旅のスタートにしたのか?その理由を、動画で送ります。

#フォーチュンギフト

323【カオニャオ】

ラオスに入国してサヴァナケートから首都のヴィエンチャンへ向かうバスで、隣に同じくらいの歳の青年が座った。自然と会話が始まり、泊まるところは現地で探す話をしたところ、うちに来ないか?と誘われた。ラオスに来てから他にもそんな誘いを受けた。ラオスでは客人をもてなす風習があるそうだ。彼は学生で同世代の男女4人でシェアハウスに住んでいた。観光案内をしてくれたり、バイクで送ってくれたりした。

ホンダのバイクに乗ってるのを言ったら

いや、これは偽物さ。

本物は高くて買えないよ。

と、カバーをあけると

Hong-Daって書いてあった。

家に泊めさせてもらって

朝、ご飯を用意してくれた。

ラオスの主食は

カオニャオというもち米。

伝統的な蒸し器で蒸して作る。

このカオニャオが

めちゃくちゃ美味しい!

二ヶ月半のバックパッカーの旅で

一番美味しかった食べ物は?

と言われたら

このカオニャオだ。

独特のコシと甘さがある。

そして、

屋台やレストランでも食べられるが

この、現地で出会った人の家で

朝炊いてもらって食べたカオニャオが

感動するほど美味しかった。

旅は出逢い。

ステキな人と美味しい食事

その体験は、いつまでも心に残っていく。

#フォーチュンギフト

322【トライ】

東南アジア最長の河、メコン川。ベトナムで見た時は、常識を覆すほどの河幅で度肝を抜いたが、ラオスのルアンパバーンはずっと上流で、向こう岸が見えた。現地で出会った友達と対岸の寺院に行こうと思って渡し船に乗る時、試したくなった。メコン川を泳いで渡りたい!川幅200mか300m。水泳やってた。行けるはず。僕は船から降りて、船と並走して泳ぎ始めた。水はぬるいし、流れも穏やか。どんどん中心へ進む。

だけど、中央に進むに連れ、事態が変わって来た。

水は冷たく

流れは速い。

え!ちょっ!これは聞いてない!

流れに押され始めて

ついに流され始めた。

これはまずい。

諦めて引き返した。

いやー、まさか

中心部はあんなに流れが速いとは。

さすが世界に名を響かせるメコン川。

強大でした。

戻って船に乗って

船頭や友達から

「やっぱり無理だったねー」

と言われた。

でも僕はこう答えた。

“But I tried it!”

(トライはしたさ!)

何事もやってみないとわからない。

結果はどうあれ

トライしたというこは

いいことだ。

その当時の写真ものせよう。

#フォーチュンギフト

321【バイク】

一人旅をしているとき、大切なのは運だと思う。今日はそんな運に助けられた話。バックパッカーの旅に出てひと月半、カンボジアのプノンペンに降り立った。プノンペンの空港からは、バイタクで移動する。声かけてきた兄ちゃんのバイクの後ろにまたがって、観光地を経由しつつホテルまで送ってもらう。もっと観光に連れてってあげるよとか、銃を撃ってみないかとか、のお誘いは断って、さようなら。

ホテルに荷物を置いたら少し街中を観光した。市場へ行ったり、街が一望できる丘に登ったりした。そして日が少し傾いて来た。

まだ内戦の跡が残り

経済も疲弊している。

治安は良くない。

特に日没後は出歩かないように

注意されていた。

日のあるうちに帰ろう。

そうやって広場へ戻った時

大変なことが起こった。

戻り方がわからない。

そんな遠くへ来たわけではないが。

同じような石造りの建物で

どこを曲がったんだっけ?

ホテルの名前も忘れたし

地図に印もつけてこなかった。

不覚!

まずい!!

迷った!!

日は落ちて来た。

人通りは徐々に少なくなってきた。

直感でわかる。

ここは危険だ。

どうしよう、どうしよう。

歩き回ってるとき

ふとバイクが目にとまった。

あれ?

このバイクは。。。

さっき乗せてくれた人のバイクだ!

間違いない。

このメーターのガラスにある傷。

後ろに乗りながら見た。

覚えてる。

僕はその場で何十分か待った。

そしたらやはりさっきの兄ちゃんが来た。

「さっきのホテルへ連れてってくれ」

そうして無事にホテルへ

帰ることが出来た。

プノンペンはバイクだらけ。

僕のウロウロしたあたりには

何百台、何千台というバイクが

とめてあった。

その中の、たった一台。

僕を連れてってくれたバイクに

出会う確率はどれくらいだろう?

あのとき出会わなければ

どうなっていたろう。

見知らぬ異国の地で

出会えた偶然。

この強運が、

僕の旅を無事に過ごさせてくれた。

#フォーチュンギフト

320【ガイド】

中学のときフランスに旅行に行った。バスを貸し切り、10日間ほどでニースからパリへ半周するツアーだった。そのときのガイドさんが、僕の運命を変えた。その人は元々絵画をやってた。そしてそのあと、建築を学んだ。そして歴史もものすごく詳しかった。だから行く先々で、この絵はルネサンスの影響がで始めてますねー。柱を見て、ここはロマネスク様式ですが、ここにゴシック建築の面影が見えますねー。この城はなんとか13世がうんたらかんたら。と、ずっとガイドしてくれた。

バスでの移動の時、

大人たちはみんな寝てたが

僕だけは目をランランとさせて

聞き入っていた。

歴史って知っていると

こんなにも面白いんだ!

そして、僕もこんなふうに

歴史を話して聞かせたい!

そこから僕は

歴史が好きになり、

大学では歴史学を専攻し

近年は歴史朝活クサナギ会を立ち上げ

歴史の講義やYouTube配信をやってきた。

人は人との出会いによって変わる。

思えばあのとき

あの長谷川さんという

ガイドに出会ったことで

僕の扉はひらけたんだ。

#フォーチュンギフト