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坐禅を組んだときに、ペチ!と打つ平たい棒のことを警策(けいさく)と言う。あれは、集中してなかったり居眠りしてる人に対して、喝っ!と打つものだと思ってた。もちろんその意味合いもあるのだけれど、実際に坐禅に行くと、ほとんどの場合、使われ方が違った。こちらからお願いして打ってもらうんだ。
坐禅はずっと同じ姿勢でいて、
微動だにしないから、
身体が張ってくる。
警策は背中に打ってもらうので
打ってもらうときは
前屈みになる。
そのたった一挙動。
前に倒れるという動作だけでも
一切動かない坐禅中はありがたい。
そして打ってもらうのは
背中の筋。(臨済宗の場合)
ずっと同じ姿勢で緊張してる筋を
ペチン!
と打たれると
張りがとれて氣持ちいい!
また姿勢を戻したときシャンとなる。
だから、目の前に警策が来た時は
待ってました!
って感情になる。
まぁ、坐禅中はそれも
雑念かもしれないが。
どちからと言うと、
罰的な意味で打つと思っていたあの棒。
イメージと現実が違うことって
いっぱいあるんだ。
#フォーチュンギフト