
森の中を一列になって歩いていた。前を行く人が、一歩ずつ、進んでいく。地面に置いた足を離すと、踏んだところに跡ができる。僕はその跡の上に、自分の足を重ね進んでいった。ただ静かに、足跡をたどる。そのとき感じた。これが先人の進んだ跡をたどることだと。重ねた足跡はより強く大地を固め、導となって歩みを促す。
そして自分の後ろも
人が連なっている。
自分の足跡も
やがて後ろの人が踏み進んでいく。
そうして
たどった足跡が重ねられ
歩んだ想いが受け継がれ
道となるんだ。
#フォーチュンギフト