323【カオニャオ】

ラオスに入国してサヴァナケートから首都のヴィエンチャンへ向かうバスで、隣に同じくらいの歳の青年が座った。自然と会話が始まり、泊まるところは現地で探す話をしたところ、うちに来ないか?と誘われた。ラオスに来てから他にもそんな誘いを受けた。ラオスでは客人をもてなす風習があるそうだ。彼は学生で同世代の男女4人でシェアハウスに住んでいた。観光案内をしてくれたり、バイクで送ってくれたりした。

ホンダのバイクに乗ってるのを言ったら

いや、これは偽物さ。

本物は高くて買えないよ。

と、カバーをあけると

Hong-Daって書いてあった。

家に泊めさせてもらって

朝、ご飯を用意してくれた。

ラオスの主食は

カオニャオというもち米。

伝統的な蒸し器で蒸して作る。

このカオニャオが

めちゃくちゃ美味しい!

二ヶ月半のバックパッカーの旅で

一番美味しかった食べ物は?

と言われたら

このカオニャオだ。

独特のコシと甘さがある。

そして、

屋台やレストランでも食べられるが

この、現地で出会った人の家で

朝炊いてもらって食べたカオニャオが

感動するほど美味しかった。

旅は出逢い。

ステキな人と美味しい食事

その体験は、いつまでも心に残っていく。

#フォーチュンギフト