330【部費の上げ方】

大学時代、大学から支給される部活運営費を15万円UPすることに成功した。運営費は重要だ。この予算があれば、大会参加費用を自腹で負担しなくていいし、新しい防具も買える。僕が部活の主務兼会計をやるようになったのは2年生になったときだ。本当は4年生がやる役割だったけど、上の先輩が辞めてしまったことにより引き継ぐことにった。いや、急きょ辞めてしまって引き継ぎもなかった。

前年の繰越金もないし、

報告の仕方もわからない。

困って体育会連合に相談に行った。

そしたら、

そんなのそっちの都合だから知らない。

ちゃんと出来なかったら部費半分にするよ!

と言われてしまった。

えー!ヤバい!

と思いながらも、そのとき

一つのことを掴んだ。

各部の部費を決めてるのは

大学職員じゃない。

体育会連合会をやってる同じ学生だ!

ならば、行ける!と思った。

僕はまず

顔を覚えてもらうことから始めた。

体育会連合の部屋のドアには

ポストがあり、

提出物はそこに出せばよかった。

でもそこには出さず

必ず毎回ノックをして部屋に入る。

そうやって書類出す度に

会話をして顔を覚えてもらった。

そして仲良くなって

他の部がどんな会計の

出し方をしてるをさりげなく見る。

見やすいもの、見にくいもの

テキトーなのなど色んな会計がある。

会計を見るのはその道のプロじゃない。

学生だ。だったら数字だけじゃなく

印象の良さが左右するんじゃないか。

僕は購買で売ってる

150円の会計帳簿を買わず

外の文具店で1500円の立派な

会計帳簿を買ってきて

それに書いていった。

領収書を丁寧に貼り、

番号を振って

どの会計と連動してるか指し示す。

社会人なら当たり前かもしれないことも

学生の中でなら目に留まる。

過去の先輩の帳簿を見つけて

参考にしたり、

卒業した先輩に来てもらって

助けてもらったり。

なんでも活用した。

他の部を見て氣づいたのは

支給された部費の使い方しか

書いてないとこが多い。

合宿費用や大会参加費など

個人が負担する費用も全部書くようにした。

毎年こんなにお金がかかるのに

体育会からの活動費では足りないよ!

というアピールを数字に乗せた。

体育会全体の支給額は

そんなに変わらないだろうが

年に1つか2つの部が

やらかして部費を

下げられてることがわかった。

その分の振り分けが来るように

とにかく印象を作った。

そうしたことをしていたら

順調に部費が増えていって

大会参加費を部員から払わせずに

すむようになった。

助けを借り

相手を知り

情報を集めて

見せ方を工夫する。

やれることなんでもやっていけば

結果はついてくるんだ。

#フォーチュンギフト