373【厚木返し】

青山学院大学は昔厚木にキャンパスがあった。僕の学部は1,2年生は厚木キャンパスに、3,4年生は青山キャンパスに通う。1,2年生の必修科目の単位を落とすと、その授業は厚木キャンパスでしかやってないから、青山から1時間半離れた厚木に通わなきゃならない。そのことを学生の間で「厚木返し」と呼ばれていた。

この呼び名が面白くて好きだった。

 

僕が学生のとき厚木キャンパスがなくなって

相模原キャンパスが出来た。

 

単位落として相模原キャンパスに

通うことはなんと呼ぶか?

 

最寄り駅が淵野辺駅だったことから

「野辺送り」なんて呼び名も登場した。

 

まぁ、さすがに縁起悪かったのか

定着しなかったようだが

よく思いついたなと思う。

 

結局は

「相模返し」に落ちついた。

 

 

明治学院大学も同じようなのがある。

3,4年は白金キャンパスなんだけど、

単位落として

横浜の戸塚にあるキャンパスに行くことは

「戸塚バック」と呼ばれていた。

 

同じく

慶應義塾大学では

日吉キャンパスに単位取りに行くことを

「来日」と呼ばれてた。

 

単位落として前のキャンパスへ。

けっこう大変なことをポップに表現する言葉。

各大学でユーモアを含んだ言い回しが

今でも上手いなと思う。

 

他にも知ってたら教えてね。

 

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