【マニュアルを越える】62

大学生のときは居酒屋でアルバイトしてた。
お客様が入店したら席への案内からおしぼりを渡して最初のドリンクの注文を取るまでの動作と言葉が決まっていた。

働いて何日かして、
言葉や動作を確認された。

僕は頑張って覚えたてのマニュアル通りにやった。

そのときに言われた。

河端くんマニュアル通りには出来てるね。
けど、僕らの仕事はサービス業だ。
マニュアルを越えて
どこまでサービス出来るかが
僕らの仕事なんだよ。

彼が見せてくれたお手本は
全く違った。

お客様にあわせて話題を変え
次の動作を予想してその一歩先へ行く。
そして真心があった。

こんな接客されたら、
ファンになっちゃうよな。


マニュアルは最低限。
それを越えたところに
自分の生み出す価値が乗ってくる。

その学びは、今でも活きている。

頼まれたタスクは何度も磨き上げ
他の誰にも出来ない
クオリティまでもっていくように
心がけている。

「あなたに頼んでよかった。」
と言われるよう、
もう一歩、磨くことで感動になる。

マニュアルを、越えよう!

元気にしてるかなぁ、
川村副店長。