【米寿の祝い】153

【予祝】152を書いていて思い出した。6年ほど前に、友達にすすめられて自分の米寿の祝いの挨拶原稿を書いたんだ。当時28歳。60年後、自分の米寿の祝いに集まってくれた人たちを前にスピーチをする。まさに予祝だ。

会場はどこかのホテルの
ホールとかを貸し切って
著名人とか、各界の大物を招いて
スピーチをしてるイメージだった。

「お集まりの皆様
ありがとうございます。

私の米寿の祝いに
こんなにもたくさんの方々に
お集まりいただき光栄です。

20代の若い頃から、座右の銘は
「桃李成蹊」としておりました。

今日まさにそのように
生きてこられたのだと
人生を振り返り愛おしく思います。

今日お越しいただいた方々は
私を慕って集まってくれました。

今日の主役は私であると
皆様お思いでしょう。

私はそうは思えないのです。

私がなぜ
今日この日を迎えられたのか。

なぜこのような素晴らしい会を
開いていただけるようになったのか。

なぜ皆様にはるばる足を
お運びいただけたのか。

それは
あなたに出逢えたからです。

人は、人で磨かれます。

私が今のようになれたのは
あなたに出逢えて
磨かれたからです。

あなたが
この河端崇史という
人間を作り上げてくれたのです。

このパーティーの主役は
あなたです。

今、祝われている私は
代理にすぎません。

本当は、あなたが祝われる場です。

あなたが素晴らしいから
この場があるのです。

私のお祝いのことなどは
忘れてもかまいません。

あなたは素晴らしい。
あなたは素晴らしい。
あなたは素晴らしい。

この一点をどうか忘れないで
いただきたい。

こんなにもたくさんの人が
祝われている場所に
いさせていただけることが
本当に有難い。

心から感謝申し上げます。

そして心から祝福させてください。
おめでとうございます。」


あと半世紀ほど。
本当にこんなスピーチが出来るように
もっといいスピーチが出来るように。

生きていこう。


あなたもオススメですよ。

米寿でも、白寿でも皇寿でもいい。

予祝の挨拶、書いてみてください。