以前行った小田全宏氏の講演で心に残る話があった。ちょうどサントリーホールで、自らが作曲した組曲「大和」の指揮を初挑戦するころだった。この組曲大和が誕生したきっかけを話してくれた。「のだめカンタービレ」のドラマで主演の玉木宏さんが指揮をやってるのを見たときのこと。
玉木宏に出来て
俺に出来ない訳がない!
と思って
交響曲の作曲、指揮に
挑戦することに決めたという。
頭の枠が吹っ飛んでる。
サントリーホールで
公演をやることを知人に伝えたら
こんな反応が返ってきたそうだ。
「え!あのサントリーホールで
やるんですか!?
サントリーホールといえば
有名な音楽家の方でも
なかなか公演できないという
格式高いホールなのに
一体、どうやって取ったんですか!?」
そう聞かれて
小田さんは
こう答えた。
「簡単です。
サントリーホールに電話して
こう聞いたですよ。」
『空いてますか?』
!
なんと!
確かに!!
最初から
「取ることはできない」
という思い込みがあったら
その電話が出来ないだろう。
そして反対に
「俺に出来ないわけがない!」
という思い込みがあったから
常識では考えられないことが
出来てしまった。
思い込みは
可能を不可能にするし
不可能を可能にする。