215【誰が見てるか】

人が見てないところでどれだけやっているかが大切だって言うよね。
影の努力は、誰も見ていないようで、誰かが見ている。
神様が見てるとか、お天道様が見てる
なんて言う
 
そんな中で、あなたのことを
一番見てる人がいる。
 
それは、
自分自身。
 
やってきたこと
重ねて来た時間
 
自分は全てを知っている。
自分がずっと見てたんだ。
 
これだけやってきたんだ。
これを乗り越えてきたんだ。
 
その日々が
自分を信じる力になるんだ。
 
誰が見てるか。
そう、自分が見てる。

214【捨てる】

僕は動画を作るのが好きで、今まで何本も作ってきた。その中で、よい動画を作るコツを自分の中で持っている。それは、「捨てる」こと。動画作りで大切なのは、素材選びだ。この素材の用意に9割をかける。

集めた素材、いろんな写真や映像
エピソード。

これも入れたい!あれも入れたい!
と思うんだけど

全部入れるとダラダラ
長い映像になってしまう。

これだけはどうしても残したい素材!

それを右手と左手に
それぞれ持っていたら
どっちを捨てるか。

迷う!苦渋の決断。

実は、その両方を捨てられた時
本当によい動画が作れるんだ。

左右の手を開けることで
一番伝えたいこと、大切なことを
その両手で掴むことができるんだ。

213【隣人を愛する】

今日世界で、たくさんの争いが起こっている。国同士でいがみあったり、宗教の違いでぶつかったり、民族の違いで対立したり。それによって、たくさんの悲しみが生まれている。
もし、お互いのことをもっと理解して、
受け入れられたら、
この争いは減らすことが
出来るんじゃないだろうか。
 
そのためには、
国を越えた交流だったり
歴史や文化の啓蒙活動だったり
相手の教会や寺院で体感をしてみたり
きっと相手の理解につながる。
 
でも、それってちょっと
すぐに出来ないかもしれない。
 
 
大きなことを
やろうとしなくてもいい。
 
今出来る
小さなことから始めよう。
 
 
それは、
隣人を人を愛すること。
 
 
身近な人との関係の中でも
いがみ合い、ぶつかりあい、対立は
起こっている。
 
 
あの人はおかしい!
あなたが間違ってる!
あいつが嫌いだ!
 
その考えは
世界の戦争の原理と
同じじゃないだろうか。
 
 
世界を変えようと思わなくていい
身近な人を愛そう。
 
 
今日ちょっとだけ
あの人はおかしい!
と思ってる人の考えを
理解してあげよう。
 
今日ちょっとだけ
あなたは間違ってる!
と思う相手の価値観を
受け入れてみよう。
 
 
今日ちょっとだけ
あの人が嫌い!
という人の良いところを
探してみよう。
 
 
今、目の前にいる人を
昨日より、ちょっとでいい。
 
 
愛そう。
 
 
 
世界中が、今日ちょっとだけ
 
隣人を愛したら
 
世界が平和になると思うんだ。

212【松の葉】

百貨店で働いていたとき、お客様からお熨斗(のし)を頼まれることがあった。
「寿」「○○祝い」「志」。
いろんな種類がある中で「松の葉」というお熨斗の存在を知った。
ほんのちょっとのお礼のを送りたいときに使う。
松の葉にも隠れるくらいのほんのちょっと。という意味だそうだ。
 
あの細長い松の葉に隠れるって
ほとんどないようなもの。
 
その、ほんのちょっと。
を「松の葉」と表現する
美しさに惹かれた。
 
そして同時に
送る側の
受け取る側に負担をかけさせない
優しさを感じた。
 
 
言葉の美しさと
その言葉を生み出した背景の
温かさ。
 
こういった美しい言葉と心を
これからも大切にしていこう。

【礼】211

礼に始まり礼に終わる。学生時代、武道をやってたときまさにそうだった。武道場に入るときに一礼をする。道場に、礼!お互いに、礼!試合や組手のときも相手に礼!
やっていたときはあんまり
考えてなかったけど
時間が立って、ふと思う。

練習の最初と最後に
行う礼があった。

あれは誰に向けてだったのだろう。

何に対して、の明言されてない礼。

大人になってから
時々、思い出して
考えを巡らせる。

最近になって
こうじゃないかな。
という自分の答えが出てきた。

日本には道というのがある。
剣道、柔道、合気道、弓道、いろいろ。

武道が武道になるまでに
きっと武芸や武術から
汗と努力をもって切り開き
継続と研鑽をもって舗装する。

先人たちが途切れなく
昇華させてきた結晶

道-どう-

その道に礼をするのではないか。


そう思うと
心持ちが変わってくる。

武道だけじゃない。

いろんな場面で
礼をするとき

目の前に見えるものだけじゃなく
今ここまで続いてきた
道を、感じよう。

一回の礼が、深い感謝と
自分もその道にいる
つながりを持たせてくれる。

今日も心を整えて
礼。

【才能】210

ある人のつぶやきが、心に残っている。
「私のことを『あなたは才能があるからいいですよね』とか『あなたはできるからいいですよね。』とか言ってくる人、ムカつくんだよね。
私が、どれだけ努力してきたと思ってるんだ。
最初から出来たみたいに言われると
あの努力を無にされてるように感じる。

言ってくる人たちが
自分ができないのを
自分の才能のなさにしてる間に
私は100倍努力してきた。」

そうなんだよね。
結果を出した
今のその人しか知らないと
最初からすごい人と思ってしまう。

努力は、見えないから。

そして僕も、
その人と同じようなことを
言われた時に近いこと感じた。

僕だって
才能があったわけじゃない。
積み重ねてきたから
出来ることが増えた。

僕がやってきたのと
同じだけ費やしたら
誰だって出来るようになると思う。

むしろ今の僕より
すごくなるんじゃないか。

才能じゃない。
かけてきた時間が違うだけ。

才能に見えるようで
才能じゃないんだ。

だから、ないせいにしないで
やれば出来るってことだ。

【あなたからしか】209

あなたからしか伝わらない人がいる。

あの人が言ったって伝わらなかった。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
すごい人が同じことを言っている。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
これはもうありふれたことだから。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
私が言ったってしょうがない。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
きっとなにを言っても無駄だ。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
言ったって伝わるかどうかわからない。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
前に言ったけど伝わらなかった。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
何度も言ったけど伝わらなかった。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
私には伝える力なんてない。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
こんな私の言う事を聞く人なんていない。
 
あなたかしか伝わらない人がいる。
 
本当は伝えたいけど自信がない。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
私が伝えてもいいのか考えてしまう。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
勇氣が出ない。
 
あなたからしか伝わらない人がいる。
 
 
あなたからしか伝わらない人がいる。

あなたからしか、伝わらない人がいる。

あなたから、しか、伝わらない人がいる。

【隻手の音】208

臨済宗の坐禅には公案というのがある。いわゆる禅問答で、老師様が弟子を悟りへと導くためのに与える問題だ。
僕が坐禅をやっていたとき
一緒に座っていた先輩たちが
公案の答えを伝えに行くのを見ていた。

どんなものなんだろう?

坐禅を終えてしばらく

ある番組で
その公案をわかりやすく
解説しているものがあった。

出された公案は
「白隠の隻手の音を聞いてこい」

白隠とは江戸時代のお坊さん、
白隠禅師のこと。
隻手とは片手のこと。

すなわちそのお坊さんの
片手の音を聞いてこいというのだ。

片手の音?

出された修業僧は
それを何日も何ヶ月も
考えるのだが
一向に答えがわからない。

片手じゃ音は鳴らないのに
どうやって聞くというんだ?

うーん。

ある日このと
門の前で通行人相手に
商売してる商人がいた。

さぁー!
いらっしゃい!
いらっしゃい!

商人は修行僧に話しかけた。

なんだってそんなしけった
顔してるんだい?


実は、隻手の音を聞いてこいと
言われたけど
全然答えが出てこないんです。


へぇー、そんなこと考えてるのかい。
大変だなぁ。

へい、いらっしゃい。
まいどー!
なぁ?
片手じゃ音もならねぇから
商売上がったりだよ。
俺ならそんなことを考えるより
両手で音を出して
商売するね。


「白隠の隻手の音を聞くよりも
両手を叩いて商いをせん」


それを、聞いて
修行僧はハッとした。


「商いが両手叩いてなるならば
隻手の音は聞くに及ばず」


これが答えだっていうんだ。
当時二十歳過ぎの僕は衝撃だった。

「隻手の音を聞いてこい」
と出された問題の答えが

「隻手の音は聞くに及ばず」
だと!?


発想の転換!

方法を求めていたら
その先に答えはなかったんだ。

この答えすごい!
と思ったのを覚えている。

考えても考えても答えがでないときは

枠の外に答えが
あるかもしれないんだ。

【他力】207

毎朝早起きをして、朝の時間を有効に使えたらいいのに。そう思って何年も経つのに、なかなか起きらない日々が続いた。いつもギリギリで、走って会社に行く。どうも起きられなくて、変えられない。悩んでたそれを解決できたのは、他力だった。

メンタルの仲間に相談した。
朝起きるにはどうしたらいいかな?

約束がある日は
起きられることがわかった。

「そしたら、毎朝時間までに
私に起きたよって連絡してきて」

それから毎朝
起きたよ連絡を送るようになった。

続けていくと、約束の時間に
起きられるようになっていった。

布団の中で
なおちゃんに連絡しなきゃ!
って思って起き上がる。

約1ヶ月続けて
習慣になることができた。

今は連絡をやめて、
一人の力で起きられるようにしてる。

自分の力では
何年かかっても出来なかったことも
他力があれば
あっさりと出来るんだ。

一人で頑張らなくていい。
使おう!他力!

【バカヤロウ】206

言葉は言霊。自分が発した言葉は、自分に返ってくる。毎日、言葉を大切にして、言葉を意識して、いい言葉を使うようにする。汚い言葉は使わないし、悪口は言わない。正しい言葉が正しい人生に導く。

なんて、
うるせー!

確かにそうかもしれないけど、

それで自分を抑えて
言いたいこと言わないで
正しさばっかりで生きてたら
訳わかんなくなる。

自分はだれ?

自分殺して
極限状態で
ニコニコしてるほうが
怖いよ。

自分はだれさ!?

正しい答えなんていらない!

苦しいんだったら

言おうよ。

叫ぼうよ。

おもいっきり!

それでも
マイナスな言葉を
人に言いたくないなら

せめて
自分にだけは正直にいよう。

家で布団かぶってさ

のどがちぎれるほど叫んでやろう。

バカヤロウ!