【TEAM】172

一人では行けない場所も
チームでなら辿り着ける。

一人では出来ないことも
チームでなら成し遂げられる。

一人では叶わない夢も
チームでなら掴むことが出来る。

チーム”TEAM”とはどいう意味か。

“T” Together
“E” Everything
“A” Achives
“M” Miracle

仲間が力を合わせ
一つになったとき
どんな障害も乗り越えて
あらゆることで
奇跡が生まれる。


メタ・シークレット創設者
メルギル博士の初来日講演にて。

【勝つのは奴らだ】171

試合の前、指導者が選手たちを鼓舞するスピーチでパフォーマンスは大きく変わる。岩崎由純さんの講演で教わった。『ミラクル』という映画のワンシーンにそれは表れている。アイスホッケーでジャイアントキリングを成し遂げ、「氷上の奇跡」と謳われた実話を描いた作品だ。

試合の直前、監督は
選手たちを前に語りだす。

「奴らは強い。

10回戦ったら9回は
奴らが勝つだろう。

だが、

今夜は俺たちの番だ」


ここに言葉の力というのが
最大限に表現されているのを感じた。

「10回戦ったら9回は
奴らが勝つだろう。」

この表現が素晴らしい!

「10回戦ったら9回は
俺たちが負けるだろう」

ではダメなんだ。

「負ける」という
マイナスのイメージを
引き寄せる言葉は使わない。

なぜなら
潜在意識は
主語を区別できないからだ。

「相手チームが勝つ」
って言っていても

潜在意識には
「勝つ」
だけが入る。

使い方がわかっていれば
言葉はすごい力を発揮する。

メンタルも
パフォーマンスも
大きく変わる。

ミラクルを起こすほどに。

言葉の力を味方につけて
人生を鼓舞しよう。

【すれ違う人たち】170

友達と逢った帰り、新橋から電車に乗った。けっこう遅い時間だったのに、たくさんの人が乗っていた。仕事帰りの人がほとんどだった。飲んだ帰りの人もいるだろうし、この時間まで働いていた人もいるだろう。この目の前の人はどんな仕事をしてるんだろう?
もしかしたら
この人のお店に行ったことが
あるかもしれない。

もしかしたら
この人が作ってる商品を
買ったことがあるかもしれない。

もしかしたら
この人の作るサービスを
よく利用しているかもしれない。

もしかしたら
この人の生み出してるものが
生きていくのに
欠かせないものかもしれない。

あたなが今日一日働いた仕事が
僕の生活を便利に
豊かにしてくれている。

ありがとう。
今日も一日、ありがとう。

帰りの電車の中
感謝の氣持ちでいっぱいになった。

僕の生きてる世界は
今日すれ違う人たちの仕事で
成り立っているんだ。

【フォーカスを変える2】169

夜の街の向こうにスカイツリーが目に入る。カラフルに点灯するライトは、誰かが考えたんだろう。明るすぎず、地味すぎず、街と調和して、人の心を癒す光を灯す。
パターンを作った人はきっと、そういうことを意識していたんだろう。
【フォーカスを変える】168で書いた中で、僕が一番好きなフォーカスは「感謝へのフォーカス」だ。その意識を持って街を歩いたとき街は、人を喜ばすために作ったものばかりだ。

階段のちょっとした滑り止め
雨がたまらない傾斜や溝
道をふさがないよう剪定された木々
昨日落ちてたゴミは
今日はなくなってる
電車の優先席も優しさから
生まれたものだろう

蛍光灯の配置位置
手すりの高さ
一定区間に設置された消火栓
装飾の施された街灯
舗装された道路
景観を損ねないよう減らした電線

数え上げればキリがない。

感謝を探していつもの道を歩くと、
思いやり、幸せ、有り難み
たくさんの感謝に
囲まれていることがわかる。

フォーカスを感謝に変えるだけで
いつもの道の中に
幸せと感動を味わえるんだ。

【フォーカスを変える】168

いつも歩く道。通学路、通勤路。僕は同じ道を歩くとき、違う見方が欲しくて、フォーカスを変えてみる。例えば今日は「赤いもの」にフォーカスを当ててみる。そうすると、今まで目に入らなかった赤い景色が広がる。

あんなところに看板があったんだ。
こんなところに
鮮やかな花があったんだ。

目には入っているけど
意識していなかったから
ないのと同じだったものたちが
人生に現れる。

今度は青いもの、黄色いもの
四角いもの、丸いもの
とんがったもの、ぐるぐるしたもの
高いところにあるもの、地面の模様
動いているもの、止まっているもの。

目だけじゃなく
五感も使う。

低い音、高い音
車の音、鳥の声
通りの香り、飲食店の香り
頬に当たる風、空氣の寒暖

フォーカスを変えると
何百回、何千回歩いた道にも、
氣づかなかった出会いが訪れる。

新たな発見が
毎日の同じ道を
冒険に変えてくれるんだ。

【これは私の問題だ】167

この前カフェで注文をしたら、店員さんが間違えた料理を持ってきた。僕は、これ頼んだのと違うよー。と伝えて、運び直してもらった。そのとき、自分の心の反応が、ある言葉を聞く前と違っているのに氣づいたんだ。

前だったら、
「もー、ちゃんと仕事してよ!」
って思ってたと思う。

この時は、最近聞いている
鴨頭嘉人さんの言葉が響いた。
「これは私の問題だ!」

起こってる出来事を
自分の問題、自分の責任ととらえる。

店員さんが間違えたことは
僕のミスだ。
僕はこれを防ぐとこが
出来なかったろうか。

そういえば店員さんは
僕が言った注文を、聞き直してた。

注文の取り方自体
慣れてない感が出てた。

今日初日だったのかもしれない。

そのことに氣づいてあげれば、
その人のことをもっと見てあげれば

もっとゆっくり、ハッキリ
注文を繰り返してあげられた
んじゃないか。

そうしたら間違わずに
済んだんじゃないか。

この人が自信を失わずに、
どうしたら、接客の楽しさを
味わいながら仕事が出来るだろうか?
僕には何が出来ただろう?

そんな想いが浮かんできた。

それは
「これは私の問題だ」
という考え方を知ったからだ。

知らないまま
「ちゃんとしてよ!」
と思うよりも

今の感情のほうが愛おしい。

この在り方によって
自分の思考、行動の範囲が
広がったんだ。

【どんな意味】166

出来事が持つ意味を考えるよりも大切なことがある。この前こんな相談を受けた。
「面接に行こうとしたら、履歴書を忘れちゃったの。これってどんな意味があるのかな?その会社には行かないほうがいいってことかな?」
僕は答えた。
「意味なんかないよ。
大切なのは意味を探すことではなく、
その瞬間あなたが思った感情だよ。

『行かないほうがいいのかな?』
って思った、その瞬間の感情。

その会社には、自分の中で
ちょっとひっかかるとこが
あったんでしょ?

もしどうしても行きたいと
思っていたなら
その瞬間
『この障害を乗り越えろってことだな』
という意味にとらえたはず。

でも忘れた事に氣付いた瞬間
『行かないほうがいい?』
って出てきた。
その感情を大切にして」

意味などは後付けでどうとも出来る。

「その瞬間、どう感じたのか?」

その感情を大切にしていこう。

【免許講習】165

先日免許証の更新で免許講習を受けてきた。免許講習というのは、教室にいればよくて、終わったらハンコをもらって終わり。聞く方も、話す方も、形式だけ。そんな思いで僕はいた。その日の講師は、神田運転免許センターの白石さんという方だった。

定年間近のその警察官のお話に、
僕は胸が熱くなった。

「交通事故がいかに悲惨なものか」
「この世から交通事故を無くしたい」

その切なる想いが詰まっていた。

こんな志を持った人が警察官がいるなら
日本は安泰だ。
そう思えるほど、
白石さんの講習に感動した。

免許講習は話す内容が決まってる。
きっと何度も同じ話をしているんだろう。

聞きたくて来る人なんてほぼいない。
だんだんやる氣もなくなって
マンネリ化していってもおかしくない。

そんな中で、素晴らしい免許講習だった。

決まった内容、毎日の同じことでも
魂を込めることで
大切なことを伝えられるんだ。

【旅をする食事】164

僕は食事をするときに、旅をすることがある。食べ物がここまで来た旅の道のりを一緒に堪能するんだ。これは衛藤信之先生から教わった。

日本で育ったの?
それともはるか大陸の果てから
やってきたの?
機械化された巨大なプランターの中で
育ったの?
それとも日本の農家で
丹精込めて作られたの?
作った人は覚えてる?

どんな想いで作られて、加工され
商品化され、ここに来たんだろう?

それを想像しながら食事をすると
食べ物の向こう側が見えてくる。

歴史の旅をすることもある。

例えばホットドッグ食べながら思う。

ソーセージは移住者によって
ドイツからアメリカへ海を渡り

ケチャップの原料であるトマトは
500年前にアメリカ大陸から
ヨーロッパに渡ってきた。

海を反対側から渡った二つの食材が、
古代メソポタミアで原型が生まれ
エジプトで改良された
パンに挟まれて
日本へと伝わって来た。

ただのホットドッグに
なんてロマンチックなドラマが
あるのだろう。


耳を傾ければ、
命が今までのストーリーを
イメージさせてくれる。

その場にいながらでも
たった一度の食事で
歴史を、世界を、
旅することが出来るんだ。

【どうやったら出来るか】163

何か目標をたてても、出来ない理由が出てくるときがある。「時間がないから」「お金がないから」「自信がないから」出来ない理由を考えたら、すごい能力を持った僕たちの脳は、納得のいく「出来ない理由」を答えをたくさん導き出してくる。

だから僕は、
次の言葉を毎日唱えるようにした。

「出来ない理由は考えるな。
どうやったら出来るかを考えろ。」

繰り返し唱えることで、
日々の思考にまで落とし込む。

それを続けているある日
ポスターの作成を行うことになった。

僕はデザインなんて出来ないし、
リミットまでほんの数日しかない。

どう考えても出来ない。

いつもならそこで終わっていた。

でも、毎日唱えている言葉が頭に響いた。
「出来ない理由は考えるな。
どうやったらできるかを考えろ。」

その瞬間、脳細胞は虹色に輝き出す。

出来ない理由が消し飛び、
出来るための方法が降りてくる。

「デザインが出来ない。」

だったら出来るようになればいい。
出来る人に教わればいい。
フォトショップとイラストレーターを覚えた。

やり始めたら、
必要な時間が見えてきた。
全く間に合わない。

「時間が足りない。」

でも、常に質問が頭に響く。

どうやったら出来る!?
どうやったら出来る!?
どうやったら出来る!?

虹色の脳細胞から
答えが降りてくる。

やらなくていいことを割り出せ!
やりながらスキルUPしろ!

そして、最初無理でしょ!
と思ってた目標を無事達成できた。

考え方を変える。
というのは大変のように思えるけど
実は簡単なんだ。

脳への問いかけを変えるんだ。

たった一つの質問で人生は変わる。

「どうやったら出来るか?」