【求めよさらば与えられん】92

今使ってる財布はかなりいいもので、
もう7年くらい使っている。

これを手に入れたときのエピソードがある。

お世話になった方が
引っ越すというので、家に行った。

「処分したいから
欲しいものがあったら
持ってっていいよ。」

本などをもらったあと
この財布が目についた。

「この財布いいですね!」

「いいとこに目を付けたね。
これはすごくいいもので
とても気に入ってるんだ。

欲しいの?」

「いや、大切なものなら
もらえないですよ」


次に言われたことに
違和感を感じた。

「へぇー、
河端くんはそうやって
欲しいもの欲しいって
言わないで生きていくんだ。」

とっさにこう答えた。

「当たり前じゃないですか。
あなたのものなんだから
いらないのではなければ
もらえませんよ。」

言葉に出して、
違和感の原因に気付いた。
これ違うな。

その考え方を変えなさい、
と教えてくれてるんだ。


「これ欲しいです!僕にください!」


「大事に使ってね。」


財布と一緒に、
素敵な教えもいただいた。

欲しいものは欲しいって言わないと
手に入らない。

求めよさらば与えられん。

【10秒の壁】91

100m走で10秒切る。

今は、大きな大会の決勝戦で
9秒台は当たり前の世界。

ところがひと昔前は、
そんなことが出来るのか?
と思われていた。

1983年カール・ルイスが
公式記録で10秒を破った。
それから続々と10秒を破る選手が現れたんだ。

それまでは誰も越えられなかったのに。


これを聞いたとき、
すごいな!って思った。
意識がこんなにも現実を変えるのか。

以前は10秒というのは
人間が越えられない壁。
という共通意識が持たれていた。

ところが、
一人が越えてしまうと

あれ?
出来るじゃん。


潜在意識に入る。

集合的無意識が変わり

出来る人が続出する。


意識が変わったら
出来るようになったということは
つまり本当は壁なんてなかった
ってことだ。

思い込みなんだ。

壁は自分が作ったものだ。


壁を壊そう!意識を変えよう!

・・・
とは言っても
簡単には出来ない。

私にも様々な思い込みがある。

それを壊せたのは
壁がない人と出逢うことだった。


いろんな方と出逢った中で
特に名倉さんが
めちゃくちゃ壁を壊してくれた。

【やだよー】90

先日とれみにょん珠生さんの
コミュニケーションのワークショップに参加して、面白いワークをやった。

相手の誘いに対して「やだよー!」
と全部否定で返す。

今までいろんなワークを
体験してきたけど
割とポジティブなワークが多かったから
これは初めてだった。

やってみて気づいたのは
意外と気持ちよかった!ってこと。


この感情は自分の中で重要なことだと思った。

それはなぜだろう?


大人になると、周りに合わせて
嫌なものも嫌と言えずに生きていく。


「ちょっと忙しくて、、、。」
は、
よくある断り文句。

いや、忙しくなくても

やりたくないんでしょ?
行きたくないんでしょ?

それが嫌だから!

でも言えないよねぇ。なかなか。

だから思いっきり
やだよー!
って言うのは気持ちよかったんだ。


たまには周りのことはおいといて
自分に本音を言わせてあげよう。

【神がいる】89

中学生のとき、フランス旅行に行った。
そのとき訪れた
カルカソンヌの城塞都市の感動が
今でも忘れられない。

その町の教会で
僕は神に出会った。

礼拝堂のステンドグラス
それがあまりにも偉大で
出会ったときに
光に打たれた感じがした。

そのとき、直感した。

これは神が作ったんだ。

神がいなければ作れない。

もちろん
作ったのは職人だろうけど
彼らの中に神がいたんだなと思った。

職人が信仰という力で神を宿し
このマスターピースを彫り上げた。


信仰するというか
捧げるというか

そういう力はなんと
偉大なんだと感動した。


自分に当てはめようとすると
僕は特定の宗教に対する信仰は
持ってないので

信仰って言葉はなんだか
しっくりこない。

だから言葉を分解して
信じ仰ぐこと。


人を信じ仰ぐ。
自分を信じ仰ぐ。

そして
自分の夢を信じ、仰ぐ。

夢に対して、崇高なまでの
感情を抱いたとき
その夢に神が宿る。

時代を越えて異国の少年に
感動を与えるほどの
奇跡を作れるんだ。


あなたが信じて仰ぎ見る夢はなんですか?

【空白】88

何かを始めようと思っても、
空白がないと新しいものが入る隙間がない。
まずは、空白を作ろう。

時間には空きを作って
お金には予備を作る。

そうすると、空白を埋めようという
力が働くんだ。

例えばアポイントをいれたいなら、
スケジュール帳に空白を作る。

アポを入れたい時間枠に
相手の名前を書く欄を作る。

14:00〜15:00
「 」とアポ
みたいにね。

アポは決まってるのに
相手が決まってない。

空白だと認識する。

脳や、潜在意識は
空白を埋めたがる
という性質がある。

この力はとても強力で

例えばせっかく予定が空いたのに
どんどん他の予定が入ってしまい
埋まってしまうことがある。

収納スペースが十分な家に引っ越しても
いつの間にか全部の引き出しが
いっぱいになっていたり。


空白が埋めようという力が働くんだ。


その力に対抗して
家に一人分の収納スペースを
空けておこう。

そうすると一緒に住む
恋人を引き寄せたりするかもしれない(^_-)


「何もない」

「空白がある」

は全然違う。

何か新しいことを始めようと思ったら
意図を込めた空白を作ろう!

だから
断捨離は大事。

逆に、大きな空白が出来てしまったら
大きなことを引き寄せるチャンス!

【崇史】87

今日は僕の名前。
この名前、すごく気に入っている。
親がつけてくれた名前。

「崇」の字は

日本国憲法前文の最後の一文から取られた。

「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な目的と理想を達成することを誓ふ」

僕もすごく好きな一文だ。

「史」は、名前が崇の一文字だと
バランスが悪いから持ってきたそうだが、

俺が歴史大好きになって
歴史の史が自分の名前に
入ってるってのは嬉しい。


言葉には力がある。

自分の名前は
人生に大きな影響を与える。

自分の名前に込められた
意味を調べてみよう。

そして
自分の名前を使って
物語調に意味を与えてみると面白い。

例えば僕は
名字が河端

字は分解してもいい
「端」は
「立」「山」「而」に分けて

大河を渡り
山を越え
立ちあがる
而して
崇高な
歴史を紡ぐ
河端崇史

こんなふうに自己紹介を作ってみよう。
コツはとにかく盛ることです(笑)

ま、なんで自分の名前を
書いたかと言うと
明日が誕生日だからさ。

【叶う】86

夢を叶えやすくするためには方法がある。
まずはたくさんの人に言うこと。
「叶う」という文字は
「口」に「十」と書く
口に十回出すと叶う!ということだ。

ただ
夢は言わないほうが叶いやすい
という説もある。

「話す」は「離す」

人に話すと、
夢が離れて行ってしまうんだとか。


僕はたくさんの人に言って
実現したこともあるし
誰にも言わなかったけど
叶った夢もある。

人に話したほうがいい夢と
話さないほうがいい夢。

どっちにしたら叶いやすいかは
それが応援される夢かどうからしい。


「宝くじ当てるのが夢です!」
ってたくさんの人に言っても
応援する、買ってあげるよ。
とはなかなかならないだろう。


「東京湾をきれいにして
海水浴が出来るようにするんです。」

これなら
応援する人が増えそうだ。

そういう夢はたくさんの人に伝えよう!

そして
人に夢を言う時は
男性なら女性に!
女性なら男性に!

感性が違うからいいんだって。

言ったり言わなかったりして
たくさんの夢を叶えよう(*^^*)

【ゆず】85

「雪の、しんしんと降る夜道を、少女は歩いていた。雪の底に沈んでいる、小さな果物屋の火が、その辺り一面を、淡いオレンジ色に染めている。」

確かこんな書き出しだったと思う。

小学校5年生かな
国語の教科書に載っていた
「ゆず」という作品。

あの作品が大好きだった。

物語で、
少女はおばあさんと出会う。

おばあさんが転んで
ゆずを落とし、
それを拾って渡してあげる。

おばあさんは、
受け取ろうとしてはたと手を止める

「悪いけも、そこまで持ってってくんないないかね?おら、手がかじかんで」

いいですよ。
と少女は手袋をはめた手で
しっかりとゆずを抱え、
持って歩いた。


別れ際、おばあさんにゆずを
返したとき、こう言われる。

「お礼とも言わんねぇようなお礼だども」


少女はおばあさんが言ったことが
なんのことかわからなかった。


次の日
少女は外で遊んでいた。

ああ、寒い。
思わず手袋をはいた手で顔を覆う。

「あ、ゆずの匂い」

おばあさんのお礼はこれだったんだ。


優しさにあふれた作品だ。

これが
ゆずを1個あげますよ。
だと物語にならない。

ものじゃなくて
想いを伝える。

だからこの物語は
20年以上たっても僕の心に残っている。


伝わるのは、想い。

【理想の彼】84

11年前、友達と同居し始めたとき
めちゃくちゃ衝突した。

彼とは小学校からの親友だから
大丈夫と思ってたけど
同居すると違うことだらけだった。

何度も話し合ったり
ルールを決めたりしたけど
2ヶ月くらいで俺がもう限界で

もう住めない!出る!
となった。

けどそのときちょうど彼が
2ヶ月くらい家を空けた。

そのときじっくりと
内観をしてみた。

なぜこんなにぶつかるんだろう?

紙を用意して
彼に対して
左側に不満を全部書き出した。

そして、右側にその反対を書いてみた。


不満:片付けをしない彼
反対:片付けをする彼

こんな風に、
全部を反対にしてみた。


そうすると見えてくるのは
左が現実の彼

右は理想の彼だ。


理想の彼はこの世に存在しない。

そんなことは
小学校からの付き合いだから
わかってる。

それを知ってて一緒に住むことを
決めたのは俺だ

なのに
自分の中の理想の彼を押し付けていた。


現実が自分の理想と違うから
文句を言ってる。
なんて勝手だったんだ。

そして現実の彼を受け入れると
驚くほど衝突がなくなった。

彼は何も変わってない。

俺が変わったんだ。

ということはつまり、
衝突を起こしてた原因は
俺にあったという事だ。


それから11年
彼意外にも
何人か同居したが
全てうまく行っている。

内観のおかげだ。

理想の彼、彼女は存在しない。
ありのままのその人を
見てあげよう。

【自分ルール】83

こうあるべき!
こうでなくてはならない!

自分の物差しで人を見て
相手に不満を持ってしまう
ことがあるよね。

そんなことするなんてありえない!
普通はこうでしょ!

それって、誰が決めたこと?
誰が思ってること?

自分なんだよね。

自分の中で決めた自分だけのルールに
他の人が従わないから不満を抱く。

なんて勝手なんだ。

それが強くなると
自分自身さえ縛っていまう。

自分しか持ってない
ルールなんだから
自分が変えちゃえば
この世からなくなるのに。

わかってるんだけど
自分ルールって
なかなか変えられないんだよね。


だから
新しいルール追加しよう。

「ルールは変えてもいい!」

これルールね。

守らなきゃダメなやつね。


変えていい。

今日からこのルールを守って
楽しく生きてこ。