【目の鼓動】72

27歳のとき、ボールが目に当たって傷ついて
視界に黒い点が入った。
病院に行ったら治らないと言われた。

邪魔でしょうがない。
けどお医者さんにこう言われた。

脳がないことにするので
見えなくなります、と。

事実、一月もすると
意識しなければわからなくなり
今となってはどこにあるのか
探しても見つけられない。

脳がそう処理したんだ。

そういうことってある。

例えば
自分の鼻の頭が
実は視界に入ってることに
気づいてるでしょうか?

僕は25歳過ぎるまで気づかなかった。


そして、もっと大きな気づきは
目は鼓動をしているということ。

目にも血管が通っている。

静かに静かにしていると
視界が心臓に合わせて
脈打つのがわかる。

ちょっと確認みてください。

脳はその揺れを
ないことにして
僕はそれを見ているんだ。

「百聞は一見にしかず」

という言葉があるように
見たものこそ
信じれると思うけど

意外にも目で見たものが
真実とは限らないんだ。

自分の脳というフィルターを
通したものじゃなくて

真実は何か。を意識して見る
心を鍛えよう。

【軽い挨拶】71

挨拶は大事!
そんなことは3歳でも知っている。

でも日常の生活の中で意外と
忘れてしまうんだよね。


例えば、
コンビニでのコミュニケーション。

「前のレジどうぞ〜」
「いらっしゃいませ」
「○○円になります」
「Tポイントカードはお持ちですか?」
「○○円のお返しになります。」
「ありがとうございました〜。」


さて、
ここまで自分は、無言!

たまにあるわー。

店員さんの立場だったら
寂しい!と感じてしまう。


だから意識的に会話するようにしてる。

「前のレジどうぞ〜」
『はーい』
「いらっしゃいませ」
『これお願いします』
「○○円になります」
『はい』
「Tポイントカードはお持ちですか?」
『持ってまーす』
「○○円のお返しになります。」
『はい』
「ありがとうございました〜。」
『どうも〜!』


この『どうも〜』は
めっちゃ便利な言葉。


バスを降りる時は
運転手さんに
『ありがとうございました』

郵便局で郵送物を出すときは
『じゃ、お願いしまーす』

レストランでも
『ごちそうさま!』

立ち食いそば屋とか
ファーストフードだと
帰るとき無言になりやすい。

そんなときこそ、
店員さんの目を見て
『ごちそうさまでした!』

当たり前の挨拶
軽いコミュニケーション。

それをしっかりやってると
人とのつながりを感じて
自分が楽しくなるんだ。

【卒業文集】70

卒業文集に何を書いたか覚えていますか?
イチローの卒業文集は有名ですよね。
プロの野球選手になる。
目標を数字をともなって具体的に書いている。

自分はどうだったろう?

昨年実家の引っ越しで出てきた
卒業文集を読んだら

学校のチャイムの故障に関する考察を
延々と書いてあった。

ちょっと変わった子だったらしい(笑)

ま、それは置いといて。

僕が読んだ卒業文集の中で
忘れられないものがある。

宇宙飛行士の毛利衛さんのものだ。

北海道の余市町の記念館に行ったとき
毛利さんの卒業文集が展示されてた。

それを読んだときの感動は
今でも覚えている。

体育祭だか何かの行事を休んで
お兄さんと遠くまで流星群を見に行った。
その感動をずっと書いてあった。

星のことしか書いてない。

宇宙飛行士とは
プロ野球選手よりもさらに
狭き門だ。

そこへ導いたのは
空への狂おしいほどの情熱なんだ。

それを気づかせてもらった。

本当に好きなもの
情熱をかけられるものは
夢では終わらない。

【One Day More】69

演劇のレ・ミゼラブルの名曲「One Day More」
人生で初めてこの曲を聞いたとき、魂が奮い立った。

登場人物たちが様々な立場から「明日」を歌い上げる。

革命から娘を守る父親
革命戦士の恋人を想う少女
恋に破れた少女
革命の若きリーダー
革命と恋との間で揺れ動く青年
鎮圧の準備をする警察
どさくさに稼ごうとする悪党ども

様々な立場と想いが、歌と折り重なって行く。

ああ、そうか。
それぞれ人にそれぞれの明日があるんだ。

世界中の人たちの明日が混ざって
今日という1日になるんだ。

当たり前かもしれないけれど
その事実がすごい!
と感動した。

「One Day More」
次の1日は
人によって全く違う意味を持つ。

それは、
一昨日の自分にとっての昨日と
昨日の自分にとっての今日も
同じことが言える。


今日はいつだって全く違う、
特別な日だ。

昨日と同じ1日を生きる必要はない!


あなたにとって今日はどんな
「One Day More」ですか?


素晴らしい曲なので是非ご覧ください。

http://youtu.be/IddP8AAIGTQ

【刃を研ぐ】68

旅人が森を歩いていると
木こりに出会いました。

木こりは一生懸命
木を切っていますが、
斧の刃はボロボロで
なかなか切れません。

旅人は木こりに提案します。
「一度手を休めて
刃を研いだらどうですか?」

ところが木こりは
「そんな暇はない。
あそこまでの木を
切らなきゃならないんだ。」

と切れない刃で
木を切り続けました。

〜〜〜

この話は大切な教訓を伝えている。

時には、立ち止まって
自分を磨くことが必要なんだと。

僕も初めて聞いた時
なるほどな!と思った。

ところが、
この話は落とし穴があった。

誰が言うかが大事なんだ!

僕はこの話を
めちゃくちゃ木を切ってきた人
から聞いた。

だから説得力を感じた。

これを
そんなに切ってない人が言うと
言い訳になっちゃう可能性がある。

それとか
研ぐことだけにハマって
切らなくなっちゃったりする。

それじゃ意味がない。


人は内側から新しい刃が生えてくる。

実は切り続けることで
磨かれたりもするんだ。


切る!
切るために研ぐ!

そして切る!

【徳を積む】67

うちのおばあちゃんは明治生まれ。

若いころは戦争の人生だった。

家族が死んだり、生き別れたり、
苦労して苦労して人生を送ってきたそうだ。

おばあちゃんが亡くなったときに
親戚のおばさんが
あの人は苦労した人生だった。
今度崇史ちゃんにも教えてあげるね。

と涙ながらに言っていた。


おばあちゃんの住んでた
ケアハウスを引き払いに行った時

僕はそこで一番
仲良かった友達に聞いてみた。

「僕のおばあちゃんは、
どんな人生だったて言ってました?」

そしたらお友達はこう答えた。

「鳥山さんからは
辛かったって話は
一度も聞いたことがない。
幸せな人生だったんだろうね。」


それを聞いた時
おばあちゃんの覚悟を感じた。

中には
自分がどんなに苦労した
人生だったか
愚痴や不満を言う人もいる。


でも、おばあちゃんは、
それらを自分の中に閉まって
外にもらさなかった。

孫には負の遺産を渡さなかった。

「徳を積む」とはこのことだ。


僕はそれから
おばあちゃんの過去の
苦労話を聞くのはやめた。

尊敬する生き方だ。
おばあちゃんの意志を受け取った。
悪い言葉や辛い話は
人にもらさない。

いつもニコニコして
周りに幸せを広げる
おじいちゃんに僕もなろう。

【不安はチャンス】66

23歳のとき、アジア放浪の旅に出た。

旅立つ直前
親友のタカフミから
一枚の小さな紙切れをもらった。

そこには言葉が書いてった。

「不安はチャンス」

その紙はパスポートと一緒に
肌身離さず身につけ
一緒にアジアを周った。

知らない土地
通じない言葉
なれない食事

不安なことがいっぱいあった。

そんなとき
この言葉に救われた。



不安だ。。。

チャンスだ!

不安だ。。。

チャンスだ!

どんな状態も意味付けを変えれば
見える世界が変わる。

この言葉によって
不安をチャンスに変えることが出来た。


もし不安になったなら
その状態に好きな意味を与えて
どんなことも思いっきり
楽しでしまおう(^O^)/


不安はチャーンス!!

【筋肉が感情を作る】65

成功哲学なんかを学んでる人にとっては
常識だろうけど、筋肉を動かすと感情が変わる。

これを学んだのは大学のときだ。

心理学の先生が自分で実験して
うつ病患者と同じように
背中を曲げ下を向いてたら
本当にうつ病になって入院した。

その先生が教えてくれた。
朝も布団の中で
「起きよう起きよう」と思っても
起きれない。
無理やりに起きて顔を洗って
歯を磨いてたら
目が覚めてくるんだ。


部活のとき、それを体感した。

練習で疲れてきたとき
声がでなくなって、
身体が動かなかくなる。

先輩からは
「声を出せー!」と言われる。
もう出ねーよ。と思ってるけど
先輩が怖いので無理やり声を出す。
そしたら不思議!元気が湧いてくるんだ。

よさこいの練習もそう
疲れたときこそ声を出す。
それを知っているから辛いときを
乗り越えられた。

気分がいいから動くんじゃない。
動くから気分が良くなる。
なんか今まで思ってたのと
法則は逆なんだ!


感情は筋肉で作られる。

落ち込んだとき辛いとき、
気分を明るくしたいなら、
ダンスダンス!
よさこい17年目、今年も舞うぞ〜(^O^)

【最格安航空会社】64

サウスウェスト航空は創業以来ずっと売上を伸ばしていて、ビジネス書なんかでもよく取り上げられている会社だ。
その秘訣は何か?
それは、会社の方針が
シンプルに表されていることだという。
「我が社は最格安航空会社である」
この一言。
単純明快!
シンプルだからそこ
社員全員が末端に至るまで
意思決定と行動が明確に判断できる。
これってすごい!

例えば、
搭乗のとき従業員がラップを歌って
お客様をお迎えしてもいいか?
これはオーケー!
最格安の命題に影響しない。

機内食にサラダを出してはどうか?
これはノー!
コストがかかる。

明確だ!
自分は何をすればいいのかがわかりやすい。
単純明快は美しい。

志事においても
自分自身に、そしてチームに
目標をかかげるときは単純明快にしよう!

【100kmのゴール】63

100kmウォークに参加したときの話。

深夜0時に出発して、ひたすら歩く。
歩いて、歩いて、朝が来て、そして歩く。

昼頃には足がパンパンになった。
一度座ってしまったら、
再び歩き出すのに激痛が走った。

もう疲れてきて、辛くて、
そういう顔で歩いてたら
一緒に歩いてた信ちゃんから言われた。

「河端くん、何のために100km歩くの?」

「100km歩ききった!って達成感を味わいたい。」

「それってどんな状態?」

「笑顔で、元気で、エネルギーに溢れてる。」

「そうだよね。
ゴールするときは前の自分と変わっていたんだよね。
だったらゴールに近づくほどその状態になってないとおかしいよ。
ゴールしたとき、疲れたー、とへたり込んだら歩く前と変わらないじゃん。」


そうか!

じゃあ、ゴールしたら一緒にヨサコイ踊ろう!
と約束して再び歩き始めた。

それから一歩進むごとに
元気になっていった。

午後からはだんだん足が速くなって行った。

もう日が暮れて、
このままじゃ間に合わないって言われて
最後は走った。

身体が羽根のように軽かった。



迎えのバスを待っている間、
約束通り信ちゃんと
よっちょれを踊った。

もう足が言うこと聞かなくて、
踊りになってなかったが(笑)
エネルギーに満ち溢れていた。

目標に向かって進んでいるなら、
もう達成は始まっているんだ。