304【痕跡】

『果てしない物語』の中に、特別な山が出てきた。その山は誰かが登頂に成功すると、その後は誰も登頂出来なくなる。そして、登頂されたという記憶は忘れられ、記録も失われ、足跡や楔の跡も全て風化して消えた時、初めて登頂可能になるんだ。だから、その山を登った者は誰でも初登頂の称号を得る。

人も亡くなって100年もすれば

ほとんどの記憶からは消えてしまう。

歴史に何千年も

名を残すことがあっても

やがてはその記録も

永遠の時の先には

消えていくだろう。

自分の生きた痕跡は

やがて全ては消えていく。

だけど、

ただ一つ残るものがある。

それは

生きたという事実。

事実だけは

未来永劫

消えることはない。

#フォーチュンギフト

303【期限を決める】

手に入れたいものや目標。それが決まったら次にすることは、「期限を決めること」だと教わった。わかりやすい例で教えてくたから、今でもはっきり覚えている。昔「幸せ家族計画」という番組があったそうだ。番組のスタッフが突然ある家庭にお邪魔する。他の家族は知っているが、お父さんは何も聞かされてなくてびっくり。そしてお父さんに宿題を出される。例えばジャグリングをやってとか、これを全部暗記してとか。それを1週間で出来るようになったら300万円分の商品を差し上げます。と。

1週間後、スタジオでそれを披露する。

10人やったら9人は成功しないそうだ。

でも、家での練習の様子をビデオに

撮ってあって

その中では1回は

成功している。

1週間前までは

やったことも

見たことも

興味もなかったもの。

聞いた時は

出来るはずがない!

と思っていもの。

それが

たった1週間で

出来るようになる。

人間というのは、

たった一つの条件を突き付けたら

うまくいくんだと。

期限を決めること。

それは目標を叶えるための

力付け。

この力の協力を得るために

自分のやることの

期限を決めよう。

#フォーチュンギフト

302【空と海と大地】

北海道白老町にある、心のリゾート海の別邸ふる川。ここの露天風呂に、一人瞑想ができる八角形のスペースがある。そこに座ると、目の前に、空と、海と、砂浜が広がる。その場所で、何も身にまとわずに、ただ、じっと、坐った。そして全身で味わう。空の広さ。海の深さ。大地の強さ。星がまたたき、草木がささやき、風が土の香りを運んでくれる。波の音が響き、空氣が澄み渡り、大地の鼓動を感じる。

天と地と水と一体となる感覚。

そのときわかった。

ああ、

空と、海と、大地があれば

他には何もいらない。

足りないものは何一つなく

全てはもうここにある。

日常の中で

あれが足りない、これがない。

そう思ってしまうときは

ただ、感じよう。

空と

海と

大地を

それでもう

全ては

満ち足りている。

#フォーチュンギフト

301【一生懸命】

一生懸命やってきたね。仕事も、人付き合いも、趣味も、学びも。目の前のことに、一生懸命取り組んできたね。目の前のことが、一生懸命取り組む価値がないと感じることだとしても、だからこそ一生懸命取り組む。そうするとそれ自体が、価値あるものに変わってくる。そして新たに、取り組む価値のあることがやってくる。

誰に認められなくても、

自分で自分が

「よくやってきた」

「一生懸命やってきた」

と思えること。

それこそが人生の尊い財産だ。

そう思える自分で

行動出来るからこそ

だからこそ得られる

成果がある。

だからそこ出逢える

仲間がいる。

だこらこそ生まれる

信頼がある。

まず目の前のことに

一生懸命取り組むこと。

全ての扉は、そこから開いていく。

#フォーチュンギフト

【祝300回記念】

フォーチュンギフト300回を記念して記念対談を行いました。対談してくれたのはヒーリングアーティストのあまき寛子さん。フォーチュンギフトをなんで始めたのか、どんな想いがあるのか、これからの展望などをお話ししたよ。そして後半はひろちゃんの点描画についての対談です。YouTubeにUPしたので、どうぞご覧ください。


前半(フォーチュンギフト)

後半(ヒーリングアーティスト)

300【内観】

僕の人生を変え、そして変え続けているもの。それは間違いなく「内観」だ。内観を知ったのは18歳。大学1年生のときの石井先生の講義でその名が出てきた。20歳の夏、1週間の集中内観に行った。その後、集中内観は6回行き、日常の記録内観は15年間以上。特にここ8年間は一日分も欠かさず続けている。その積み重ねは大きい。その中でやはり、初めての集中内観での氣づきは大きかった。

僕はそれまで、

お父さんのことで嫌いなことがあった。

お父さんは

夜はお酒を飲んで早く寝てしまった。

そして朝すごく早くに起きていた。

高校生の僕はそれが

老人みたいだと思って嫌だった。

でも、集中内観を気づいたのは

その朝に起きてしていた事実を

調べたときだった。

お父さんが朝早く起きてやっていたこと。

それは、時間をかけて

朝ごはんを作ってくれていたんだ。

毎朝、食卓に乗り切らないほどの

料理が並んでいた。

そして、僕の高校に持っていくお弁当は

とても豪華だった。

でも僕はその作るところは

寝ていて見ていない。

僕は起きて見たのは

お母さんがおかずを

お弁当箱に詰めてるところだ。

見てないから氣にもしてなかった。

早く寝てしまうお父さんは嫌だ。

その感情が事実を隠していた。

そして集中内観を通して事実を調べた時

その事実が事実として

圧倒的に突きつけられた。

3年間、あんな豪華な朝食と

あんな美味しいお弁当を

作り続けてくれたお父さんが嫌い?

とんでもない!

なんて偉大な父親なんだろう。

いっぺんに大好きになった。

それから

僕は家族への関わりが変わったんだと思う。

前よりずっと家族が円満になった。

みんなは変わってない。

僕が変わったから変わった。

つまり、なにか引っかかっていたのは

僕が原因だったんだ。

内観の氣づきが無ければ

僕はきっと

あそこがダメだ、あれが悪いと

人のせいにしてた。

特に家族には甘えと依存で

自分の感情を通して

都合のいい事実しか

見てなかったと思う。

内観により

事実を事実として氣づかされた。

初めての集中内観で

1週間内観して久しぶりに

外に出たとき、景色が違った。

目の前の林や、空を見て

こんなにも世界が美しかったのか!

こんなにもキラキラの光の中で

僕は生きていたのか!

と、驚いた。

僕は内観が世界に広がれば

その分世界に幸せが広がり、

内観した人が増えれば

その分世間は生きやすくなると

信じている。

内観とは

以下の3つの質問を

自分に投げかけて調べる。

・していただいたこと

・して返したこと

・迷惑をかけたこと

その質問を知らなければ

「してもらわなかったこと」や

「迷惑をかけられたこと」ばかり

調べてしまう。

ただ、3つの質問に向き合うだけ。

講師や、メンターや、師匠はいらない。

自分で調べ、自分で氣づく。

集中内観は

1週間という時間

ただひたすら3つの質問だけに

集中する。

一度氣づいてしまったことは

氣づく前には戻れない。

成長曲線の角度を変える。

内観をして1年、2年と経つと

その変化が大きくなる。

僕も20歳のときに受けてなかったら

今どんな人生歩んでたか恐ろしい。

人のせいにして

感謝なんて上っ面だけで

生きていたと思う。

内観に出逢えてよかった。

僕は

様々なセミナーや講座に出て

色々と学んできた。

それら全ての中で

学びの広さ、氣づきの深さの

頂点は、内観だ。

内観によって

相手の立場にたって考えることを

学んだ。

内観によって

自分がものすごい恩の中に

生かされているこに氣づいた。

内観によって

自分がいかに深く愛されて

きたかを知った。

これからも毎日

内観を続けていく。

僕と出逢い、関わる人が

心地よく過ごせるように。

#フォーチュンギフト

299【今を生きる】

あのときああしていたら、今は違っているのに。そうやって悔いてばかりいると、過去を生きていて、今を生きていない。そんな生き方はしたくない。なら逆に、いつかこうなるんだ、と将来のことを見て、いつかいつか、と未来を生きていた。未来を生きる。と言えば聞こえはカッコいいかもしれないが、いつしか未来に囚われてしまった。

今の俺はこんなもんじゃない

本当はこんなことしたい訳じゃない

と今を否定してた。

未来を生きることは

「今を生きてない」ということでは

過去を生きることと同じことだ。

目の前のこの瞬間を生きずに

いつを生きると言うのか。

今ここ

この自分で

過去でも未来でもない

今を生きる。

#フォーチュンギフト

298【笑顔】

笑顔がいいよね、って言われる。素直に嬉しい。そう言われるのは、実は理由がある。僕は自分がどんな顔をすればいい笑顔になるか知っているからだ。それは、毎日の写真のおかげ。このフォーチュンギフトは年に50本くらいUPしている。そのたびに笑顔の写真を撮ってる。そして、誕生日おめでとうって書いて笑顔の写真と共に送ってるのは、年間600人くらい。つまり、ならすと毎日2枚くらい、自分の笑顔を撮ってるわけだ。

毎日撮ってると、その分その時間、

笑顔をするから、

顔の筋肉が覚える。

だから、普段も自然と笑顔が多くなる。

笑顔でいると、

氣持ち明るくなるし

それを見た周りも明るくなる。

最近笑顔でいる時間は多い?

さぁ、自分の笑顔を確認してみて。

それを顔に形状記憶!

あなたの笑顔、素敵だよ。

#フォーチュンギフト

297【溺れる】

初めて彼女が出来たとき、僕はその子にすっかりハマってしまった。2人でご飯を食べていたとき。僕は彼女の顔をじっと見ていた。きっとそのときの僕の顔が、あまりに「好き!」って顔をしてたんだろうね。

彼女がおもわず言った。

「私に溺れてるね(笑)」

僕は返した。

「うん。

そうなの。

だから・・・。

助けないで。」

そんな状態を楽しんでたいときもあるよね。 

#フォーチュンギフト

296【ビートルズ】 

バックパッカーでヴェトナムを放浪していたとき、ホイアンという街で、チケットトラブルに見舞われた。そのとき、対応してくれた観光窓口にいた青年と、仲良くなった。彼は翌日仕事のない時間に、ホイアンの街を案内してくれた。現地の人しか行かないお店でご飯を食べたり、ビーチにある高級ホテルの部屋を訪れてお金持ち体験して遊んだり。プラベートプールで僕の帽子をかぶってデジカメで撮った写真を、写真屋で現像して喜んでいた。仕事のあとに、また合流して一緒にビールを飲んだ。

彼はうちに招待してくれた。

彼のバイクの後ろに乗って

片道30分くらい。

バイクの後ろに乗りながら、

一緒に歌を歌おうとなった。

お互いの国の曲などわからない。

どの曲なら知ってるかな。

そして行き着いたのがビートルズ。

二人とも歌詞はよくわからない。

「イエスタデイー、フンフンフンフー♪」

「レットイットビー、レトビー、トレビー、レトビー、フンフンフンフー、レトビー♪」

みたいなね。

僕という日本の青年と、

彼というヴェトナムの青年。

同じ曲でつながれたことに

感動を覚えた。

翌日、僕がダナンの街に行く時、

1時間以上かけてバイクで送ってくれた。

ガソリン代はいらないと言ってくれた。

僕は日本からかぶってきた

帽子をプレゼントした。

彼の夢は、

タイに行くことだと言っていた。

日本からタイに行くのは、

行こうと思えば行ける。

僕もその旅のあと行った。

でも彼にとっては

お金を貯めて

いつか、タイに旅行に行く。

それは現実の延長にはないこと

だったんだ。

一ヶ月の給料が、日本円で3000円だった。

グエンと言ったかな。

底抜けにいい人だった。

まだSNSやメールアドレスを

みんなが持ってない時代

連絡先はわからない。

元氣でやっていることを、

夢が叶っていることを願う。

彼と歌ったビートルズが

今でも耳に残っている。

#フォーチュンギフト