295【違和感】

ん?仕事や日常の中で、なんらかの違和感を感じた時。それをスルーしないように心がけてる。何かちょっとひっかかることあっても、気のせいかなと思って通り過ぎてしまって、何か問題が起こった時、思い返せばあれだったか!となることほ多い。氣づいてたのに。あのとき、違和感を放置せず、しっかり確認しておけば・・・。と反省する。

もちろん、

調べても結局なんでもなかった、

というほうが圧倒的に多い。

だけど、その中の本当の一回が、

重大な問題だったとしたら大変だ。

部下にも日頃、違和感があれば

スルーせず報告するように言っている。

結局ただの見間違いや

業務に支障のない

小さなことだったとしても

「その違和感をそのままにせず

報告してくたこと素晴らしい!

次回も違和感があったら

直ちに教えてください。」

と、お礼と依頼を伝えている。

そうすることで

自分にも人にも

トラブルの予防策になるんだ。

違和感を感じたら、

立ち止まって、確認しよう。

#フォーチュンギフト

294【東京】

北海道から上京してきて20年がたった。初めて一人で東京に来たのは、大学受験のとき。驚いたことがいくつもあった。まずビルが高い。新宿で、「ビルたけー!」と上を向いて歩いたのを覚えてる。札幌は火山灰地で、いまでこそ高層の駅ビルがあるけど、当時は高くても十数階で、そんな高いビル見たことがなかった。とにかく見上げて驚嘆していた。

それから駅が、駅じゃない。

僕の知ってる駅の概念は

改札は一ヶ所。出口は右か左だ。

新宿駅で降りて意味わからない。

まず改札がわかならい。

改札出ても出口がわからない。

駅なのに、店がある。

どこまでが駅なのかわからない。

ホテルまでの道が分からなくて

周りの人に聞いた。

よくわからないと言われた。

地元の人なのにわからないの?

と思う。

先輩の家に行こうとして

駅と駅の間の間隔の違いに驚く。

札幌は1駅1〜2分。

10駅だから15分くらいで着くだろうと

思ってたら全然着かない。

そして、電車に乗っていると

いくつかの駅を通り過ぎた。

パニックだ。

なんでここは止まらないの?

そして途中の駅で降ろされた。

またパニックだ。

なんでここで止まるの?

急行という概念も

当駅止まりという概念もなかった。

コンビニでおにぎり温めますかと

聞かれないし

エスカレーターでは

左側止まって右側進むし

○I○Iはオイオイと読んじゃうし

人多いし

変な人いるし

空氣が汚いし

上京組の友達と情報を集める。

服は原宿で買うのがオシャレらしい。

いやいや、原宿の奥に、

裏原と言われるとこがあって

そここそ本物のオシャレらしい。

歌舞伎町を歩いただけで

後輩に電話してた。

田舎ものだったな。

家の前に

キツネが来るようなところから

出てきた僕には

カルチャーショックだった。

長くいるといつしか

当たり前になっていくことも

思い出すと

はじめは戸惑っていたんだな。

そんな東京に

もう人生の半分以上住んでいる。

#フォーチュンギフト

293【ドア】

いつも当たり前になっている身の回りのものを、意識して見てみたら、感動にあふれていた。家に帰ってきたときに、ドアの鍵を開ける。ちょっと待って!この鍵で開くのはこの部屋だけで、他の部屋はあかないんだよね。それってすごくない?ドアを開ける。このドアは片方が固定されて、開く。蝶番ってすごくない!?誰が作ったの!?そして鍵を閉める。待て待て待て!さっきは複雑な鍵の形で開いたけど内側からはツマミをひねるだけで閉まるって、鍵作った人天才かよ!!

勝手に開かない仕組みもすごいし

ノブ下げただけで

開け閉めできるのもすごい!

中から外は見えて

外からは見えない

ドアスコープもすごい!

内鍵ってシンプルな構造だけど、

最初に思いついた人はすごい!

何もない世界にいたら

自分で思いつくのなんて

不可能だ。

たぶん立板を立てかけたものを

ドアとするしかないよ。

いつも当たり前に使っているものは

よく見たらとんでもない知恵と技術が

詰まっている。

感動と興奮が押し寄せてくるほど

すごいんだ。

#フォーチュンギフト

292【未知】

日本メンタルヘルス協会のプロコース。僕は行く前にたくさんの先輩たちにインタビューした。プロコースは長いようで始まればあっという間に終わっちゃうよと教えてくれた。後悔はしたくない。最初から飛ばして行こう。自分が今まで学んできたリーダーシップを、全部注ぎ込んで、最高の期にしようと決めて参加した。イベントも企画・主催して、たくさん立ち上がったプロジェクトも全部参加した。

そして4ヶ月ほどたったある日

僕はある違和感を感じた。

全部に参加してたから

大変だと思うはずなのに

逆に

楽だなと感じた。

なぜ楽と感じるんだろう?

僕は自分の心を調べてみた。

その原因は

全部に参加していて

全体の流れが

わかるようになったからだった。

最初は

無我夢中で走っていた。

だけど

ある程度流れが作れてくると

やりたいように出来る。

楽というのは素敵なことだけど、

成長を止める蜜でもある。

このあとはどうしよう?

もっともっと

リーダーシップを突き詰めて

自分の限界を突破していくか?

それとも、別な道にする?

しばらく考えて

選択をした。

今の延長にある「道」より

まだ知らない「未知」を選ぼう。

リーダーシップを追うより

リーダーシップを降りようと決めた。

次の役目は

新たなリーダーシップを発揮する人を

裏方から支えること。

それが僕にとって

一番学びの多い「未知」だと感じた。

だからプロコースでの後半は

少し後ろに下がって

関わるようにした。

そしたらね

違う景色が見えたんだ。

それはとても学びが深く

僕があのままの道を行っても

決して見ることの出来ない景色だった。

新たな道で、未知に出会おう。

#フォーチュンギフト

291【ポイッ】

服を脱いだら、ポイッ!洗濯物は、勢いよく洗濯かごに投げ入れてた。シュパンと入れば氣持ちよかった。そんなポイポイ投げ入れてたある日、ふと思った。この洗濯物って、汚れたのは、私が着たからなんだよな。私の身体の盾となって、汚れてくれたんだ。それをポイッって投げ入れるのはどうなんだろう?それからというもの洗濯物は洗濯かごまで行って、上から優しくふわっと置くようにした。ありがとう、と心でつぶやいて。

それが習慣になったころ

ゴミについても

同じことを思った。

ゴミこそ

ゴミ箱に向かって投げて

スポッと入るとゴール!

そんな捨て方してた。

待てよ。と思う。

このゴミも、

さっきまではゴミじゃなかったよな。

鼻をかんだからゴミになったけど、

さっきまでは

きれいなティッシュだった。

破ったからゴミになったけど、

さっきまでこの包装紙が

商品を守ってくれてた。

私のせいでゴミになったのに

さらに投げ入れるのは

どうなんだろう。

ゴミ箱の上まで持っていって

ありがとう。

心でつぶやいてから

ふわっとゴミ箱にいれるようになった。

当たり前になってて

氣づかなかった。

私が汚し、私がゴミにした。

私を守るために、便利に生きるために

役割を果たしてくれた。

そんなものたちは

当たり前の「ポイッ」から

ありがとうの「ふわっ」へ

まわりの物に

感謝を込めて。

#フォーチュンギフト

290【乖離】

大学のとき、美術史の授業で、美術館について話していた。美術館というものが確立してきたのは、割と近代になってからだ。つまりそれより前の美術作品というのは、このような形で大衆の前に並べられて鑑賞されることを想定して作られていなかった。宗教的役割だったり、個人の観賞用だったりという目的で作られていた。だから僕たちが美術館でその作品の前に立つ時、それが作られた時代や、役割や、意図とは、実は大きな乖離がある。

僕らはそれらを踏まえて

その美術作品と向き合わなければ、

その作品の本当を味わうことは出来ない。

僕はその話がとても印象に残っている。

そしてそれは

人も同じことだと思うんだ。

人と出会って、その人を見たとき

すごいなとか、合わないなとか。

いろんなことを思う。

でも、僕らは

その人と出会った瞬間からしか

その人を知らない。

その人は

生まれてから

色んな人生を歩んできてる。

喜びも、苦しみも、

学びも、経験も。

生まれてきて、

育ってきて、

経験してきた背景があって

今があるんだ。

自分が出会ってからのその人を見て

ああだ、こうだと言っても

その人の本当と

今私が知っているその人の間には

大きな乖離があるんだ。

それを意識し

わかろうとすることで

その乖離は埋まっていくんだ。

#フォーチュンギフト

289【光の道】

銀座駅に着く頃、僕はいつも同じ曲を再生し始める。この道を歩くときの景色がこの曲に染み込んで、いつでもまた味わえるように。地上に出て、人通りの多い道を進む。ブティックの並ぶ通りに出て、信号で一休み。通りを渡り、木陰で涼みながら、ゆっくりと道を歩いていく。近づくにつれ、自分の心が楽しみに満ちていくのを感じる。

今日はどんな学びがあるだろう?

今日はどんな人と話せるだろう?

今日はどんな感情を味わうんだろう?

今日はどんな自分と出逢えるだろう?

キラキラとしたエネルギーが

身体中を巡っていく。

キラキラはどんどん増えていって

溢れ出してくる。

だったら、道ゆく人にお裾分けだ。

右手からキラキラのエネルギーを

歩道に落としていく。

ここを踏んだ人は

幸せが訪れるよ。

何本も何本も

通うたびに光の線を描きながら

ワクワクしながら向かった。

1階のテナントが目に入る。

もうすぐだ。

2つあるエレベーター

どっちが早く来るかな?

エレベーターに乗り、音楽を止める。

8階に着いてドアがあいたら

迎えてくれるのはいつもの笑顔。

あ、タティーおはよう。

ありがとう。

日本メンタルヘルス協会東京校

向かう道には

たくさん輝きを残してきた。

だから今度は

そこから先へ進む道を

照らしていこう。

#フォーチュンギフト

288【挑戦】

色々挑戦していてすごいねって、言われることがある。ありがとう。実は、そう見えているかもしれないけど、本当は僕は、挑戦を避けているんだ。挑戦とはなんだろう?僕のイメージは、出来ないかもしれないことをやることだ。その点僕は、出来ることしかやってない。出来ないかもしれないことは、怖いからね。

でも恐れていては何も出来ない。

かと言ってやるのは怖い。

じゃあどうすればいいのか?

それで僕は、別な選択を

することにした。

挑戦を、

挑戦じゃなくすればいいんだ。

何度も何度も練習して

これだけやったら失敗しないでしょ。

っていうレベルまで引き上げる。

いっぱいいっぱい準備して

失敗するかもしれない

危うい要素を潰しておく。

そうすれば、挑戦はいつしか

当たり前の延長に来る。

やりたいけど、

挑戦への怖さを克服出来ない。

そんなときは

出来るようになるまで

練習して、準備して、

挑戦じゃなくしちゃえばいいんだ。

#フォーチュンギフト

287【着く】

バックパッカーの旅に出発するときのこと。成田空港で不安になった。海外で、一人で、生きていけるのだろうか?帰りの飛行機は取ってない。帰りたくなったとき、向こうで飛行機を取れるだろうか?怖くなって、震えた。でも、行くって決めてたから。僕は飛行機に乗った。

そして、飛行機が飛び立ったとき、思った。

ああ、あとはもう現地に着くんだ。

僕の夢だった旅が、今始まった。

僕がやったのは、

飛行機に乗ったこと。

怖くても、不安でも。

関係ない。

乗ったら、着くんだ。

#フォーチュンギフト

286【資格】

人に何かを言う時、じゃあ自分はそれが出来てるのかって考えてしまって、言えなくなってしまうときがある。自分にはそれを言う資格なんてないんじゃないかって。じゃあその資格はどうすれば手に入るのだろうか。僕は思う。資格なら、すでに持っている。それは、そう思ってしまったから。

思ってもないことなら

言わなくていい。

でも思ってしまったなら

あなたの中にすでにそれはある。

もしいつも、

言いたいけど、資格がないから

やっぱり言えないと

飲み込んでしまっているのなら

ほんとうはどうしたいのか

自分の心に

素直に耳を傾けよう。

#フォーチュンギフト