269【弱さが】

決めたことをやる。毎日や、毎週のルールにしているものを、実行する。例えば、僕はお酒は好きだけど、飲まない日の特定の条件を決めている。その日であれば、例え飲み会に行ったとしてもソフトドリンクしか飲まない。そうやって、毎日、毎週、決めたことを破らずに実行する。これが出来るのは、理由があるんだ。

それは、

弱いから。

意志が強いから出来ると思いがちだけど、

実は逆なんだ。

僕は弱い。

自分が弱いことを知っている。

だから

一度ルールを崩したら

もうダメなのをわかってる。

一回が二回目を生み

二回が三回目を生み

いつの間にか

もういいや。ってなって

ルールは霧消してしまう。

何度も経験した。

だからこそ、やり続ける。

崩れるきっかけになる

一回目を作らない。

それが決めたことを出来る理由なんだ。

強いから守れるんじゃない。

弱いからこそ守れるんだ。

#フォーチュンギフト

268【不定期】

フォーチュンギフトを始めて6年がたった。よく続いていると思う。発信したいことがあるからというのは前提だけど、それだけじゃ続けられなかった。続けられなってしまう原因は、辛くなってしまうからだ。最初は、定期的にやろうとしてた。曜日を決めて毎週UPしたり、この日までにはこのナンバーまで行こうと計画立てたりした。

それが苦しくなってしまった。

ある時、そのこだわりを捨てた。

毎週やらなくていい。

その数まで行かなくていい。

あげたくなったらあげる。

書きたくなったら書く。

30日連続でUPしたこともあれば、

4ヶ月以上空くこともある。

それでOK。

自分の中のこだわりから

解放されたから

自由に続けることが出来たんだ。

#フォーチュンギフト

267【この身に変えて】

ご飯を食べる前に唱える言葉がある。

「いただきます。あなたの命をいただきます。あなたの命をこの身に変えて、世のため人のために使わせていただきます。」

僕らは命をいただいて、自分の身体に変えている。

その命たちは、どんな景色を見てきたんだろう。

鳥が卵から孵ったときに見る日の光。魚が泳いで感じた水の流れ。植物が、種から出たときの土のやわからさ。根を張って水源に行き着いたときの冷たさ。

自分が食べる、命たちがどんな経験をしてきたか。それを想像する。

命たちは

ヒトとして生まれた僕が

決して味わうことのない景色を

知っている。

それを食べることで

自分の命に取り込むことができるんだ。

だから、

今度は僕の中に移った命に

ヒトでないと味わえない

景色を見せてあげるね。

根を張って動くことのない植物には

歩いて移動するのは、こんな体験なんだよ。

水の中にいる魚には

大地の感触はこんなに硬いんだよ。

文化を、芸術を、感触を、愛情を、

命を移したこの身を通して

一緒に味わう。

それを誓って

ご飯を食べるんだ。

食事が終わったら手を合わせて唱える。

「恵みの食事が終わり、

命に新しい力をいただきました。

ごちそうさまでした。」

食事をするたびに

涙が出るほど

有り難いって思うんだ。

#フォーチュンギフト

266【ムカつく】

この前めっちゃムカつくことがあった。メッセージ見た瞬間プッツーン!はぁ?何言ってんの?怒りが身体を支配した。
こんなときにはどうするか?
相手の立場になって、客観的に分析して、この現状を生み出したのは自分の日頃の歪みだと捉えて、感謝と学びに変える。
うん、素晴らしい考え方だね!
だが断る!!
俺が大切にしているものは自分の感情だ。
 
自分の感情を蔑ろにしてまで
すべき感謝はない!
 
俺は今怒ってるんだー!!!
これでいい。
 
キレていい、怒っていい。
ムカついてる私、100点!
I’m OK!
 
自分の感情を押し殺してまで
受け入れようとしなくていい。
 
受け入れるなら、
自分の感情。
 
感情を思いっきり味わおう。
 

265【ないもの】

道を歩いていたら突然、幸福感に包まれた。それは、ないものに目を向けた瞬間だった。
道を歩いていて、後ろから銃を突きつけられることがない。横断歩道を渡っていて、地雷を踏むことがない。空を見上げていて、爆弾が降ってくることがない。なんと平和に、目的地まで行けるんだろう。
 
舗装された道路は土埃が舞うことはない。
落ちたら怪我する穴も空いてない。
襲われる野犬もいないし
一寸先が見えない暗闇の道もない。
 
何もなく、歩いていられる
かけがいのない日常。
 
なんて幸せなんだろう。
 
 
あるものだけでなく、
ないものに目を向けよう。
 
ないものたちの輪郭の中に
尊い今が浮かび上がってくるんだ。

264【人は変われる】

自分がセミナーで話していたころ、付き合いの長い友達を呼んだことがあった。セミナーが終わって「どうだった?」と感想を聞いたら、意外な一言が返ってきた。
「ごめん、全然聞いてなかった」
「え?そうなの?」
「だって、あのタカシがこんなふうに人前で話すなんて、信じられなくて!内容が全く入ってこなかった!」
「俺そんなんだったっけ?」
「そうだよ、タカシはいつも、下向いてゴニョゴニョしてて、何言ってるかわからなかったのに。
こんな堂々と、人前で話すなんて!
あなたは『人は変われる』という生き字引だよ!」

そう、言われた。

そうか、そんなに変わったんだ。


これは、積み重ねた結果だ。

繰り返し繰り返し
一流のスピーカーの話を聞いて
録音して文字に起こして
何度も声に出して練習して
人前で話す経験を積んで
少しずつ出来る様になったんだ。

特別な才能があったわけではない。

むしろ逆だ。
昔は酷かった。
それは友人が証言している通り。


誰にでも出来ることを
重ねてきただけなんだ。


どんなに下手でも
努力と実行によって
変わっていく。


繰り返し、積み重ねたその重みこそ
人を変える大きな力になるんだ。

263【さらに一歩】

先日、道を歩いてると、ちょっと外を歩くような格好ではないおばあさんが目に入った。キョロキョロして、ここがどこかわからないように見えた。ちょうど雨も降り出してきた。一度通り過ぎたが、氣になった。そのまま過ぎ去るか、戻って関わるか。もしも、その人が自力で帰れなくなってる人だったら、まずいかもしれない。僕は、一歩踏みだす選択をした。近づいて声をかける。
「大丈夫ですか?家わかりますか?」
うん、うん、と頷く。

そうか、わかってるなら大丈夫か。
そこで、立ち去ることも出来た。

でも、やっぱりちょっと様子が変だ。

選択する。
さらに一歩踏み出そう。

もう一度声をかけた。
「本当に大丈夫ですか?」

そしたら、
「わー」と大声を出されて
払い退けられてしまった。

ああ、しまった。こういうときの
声のかけ方間違えたのかな。
どうしたらいいかわからない。

もしかしたら、
ただ単にセンスが独特な方で
知らない男の人にいきなり心配されたことに
腹をたてたのかもしれない。

僕は2回声をかけたけど、
それ以上はどうしたらいいかわからない。
もうやれることはない。

そう思って立ち去ろうとした。

でも、氣になる。

本当にそれでいいの?

選択する。
さらにもう一歩踏み込もう。

去った方向に歩いていくと、
途中で見つけた。
一人で喋ってて、
どうも様子がおかしい。

でも僕だと対応がわからない。
きっと誰かがなんとかするだろう。
ここまで見にきただけでもよくやったよ。

それでいいの?

選択する。
さらにもう一歩前に行こう。

相談するために交番に行った。

そしたら、巡回中でいなかった。

警察もいないならしょうがない。
やるだけのことはやったよ。

それでいいの?

選択する。
さらに、さらにもう一歩!

交番には直通の電話機があった。

受話器をとり、
状況を伝えた。

どうも様子がおかしてく
雨も降ってきてるので心配だ。
だけど、僕は力不足で
どうしたらいいかわからない。

わかりました。人を向かわせます。

と答えてくれた。

そこまで踏み込んだ。

結局
そのあとは見失ってしまって
わからなくなった。
無事に帰れたらいいのだけど。


今回、もし、
僕の心配したような人でなかったら
非常に失礼なことを
したことになるかもしれない。

でも、
本当に困っている人だったら。

そう思って、踏み込んだ。

一歩で止めず、
もう一歩、そしてもう一歩。
そしてさらにもう一歩。

10回お節介になったとしても
1回誰かを救う手助けになれるなら

僕はまたもう一歩を踏み出すつもりだ。

262【青春】

「宇宙よりも遠い場所」というアニメの中で、大好きなセリフがあるんだ。高校2年生のキマリと、しらせが、新宿で、追ってくる観測隊員たちから走って逃げているシーン。走ってる最中に、急にキマリが「へへっ」と笑い出した。一緒に逃げていたしらせが、前を走るキマリに問いかける。
「何?」

『うん、ただ、
楽しいなーって。』

「楽しい!?」

『うん、
なんかね
動いてる!』

「え!?」

『えへへ、
わたしの青春、
動いてる気がする!』


この台詞好き!


逃げたり、走り出したり、
日常とは違う景色。

何かが起きそうな、何かを起こせそうな。

それが青春!

青春動いてるって感覚、
たまらないね!大好きだ。

年は関係ない。

青春を動かそう。

261【あえて言う】

あなたははっきり言うタイプ?言わないタイプ?
僕は、はっきり言うタイプだと自分では思っている。時には、はっきり言ってあげたほうが、その人のためになると。「この言動が不快に感じました。」「あなたのこういうところが苦手だと感じました」だからたまに言葉がキツいと言われる時があっる。それはまだ伝え方が未熟なのかもしれない。ただの文句は言わないようにするが、その人のためになると思うことなら、あえて言う。
それは自分でも体験している。
以前、仲間からたくさんの
メッセージカードが届いた。
そこには感謝の言葉やお褒めの言葉が
たくさん書いてあった。
その中の一部に
厳しい意見もあった。
年数が経っても、記憶に残るのは
厳しい意見のほう。
私のためにはっきり言ってくれた言葉たち。
伝えてくれてありがとう。
大切にしている。
相手のために、あえて言ってあげる。
それは、時がたっても、
深い愛として
残るんだ。

260【挑戦の幅】

先日、仲間の姿に大きな感動を覚えた。講演会を主催して、そこで司会をやったんだ。僕はその姿を見て、すごいと思った。本人にそれを伝えたところ、どうも、上手く伝わらなかったようで、逆に自分の司会がグダグダで、なぐさめるために良かったと言ってくれたんじゃないかと思ったらしい(笑)でもね、本当に感動したんだよ。司会のうまさじゃない。その挑戦の幅に感動したんだ。
同じことをやるにしても、
人によって挑戦の度合いが違う。
例えばいつも司会をやって
慣れてる人にとっては
前に立つことは当たり前のことだ。
でも、
慣れてない人にとっては
大きな挑戦だ。
慣れてるかどうかは
見ればわかる。
それでも!
今立っているそのことこそ
その人が今作り出しているものだ。
その幅の挑戦。
もし僕だったら
やれただろうか?
僕は人前に立つのは慣れてるから
同じことは出来るかもしれないけど、
同じ幅のことは出来る?
自分が初めてで、
慣れてなくて、
その状態で、立てる?
もしくはそれと同じ幅の
挑戦を、今の自分が出来る?
僕には出来ない!
と思った。
慣れてる人が、
そつなくこなしても、
「いい司会だったねー。」
で終わるさ。
でも、
慣れてなくて、
初めてで、
必死で挑戦して、
その姿が素晴らしい。
今思い出しても涙が出る。
人によっては大きなことでなくても
その人にとっての幅が
どれだけ大きいか。
その挑戦の幅に、感動するんだ。