【セルフ・ラブ】100

言葉を紙に書いてのシェアもついに100回目になった。2014年の9月から始めたのでちょうど2年。
100回か。うん、よくやった。
やり始めることは出来ても、継続するには力がいる。
自分で自分を褒めてあげよう。


感じたことを表現するのは
決して楽ではなかった。


こんなこと書く資格が
あるのだろうか?
なんて言われるだろうか?
コメントに汗が止まらなかった。

僕は人からなんて
思われるかが氣になるので
恐怖や不安で
心をえぐられるようだった。


誰かの為にやってたわけじゃない。
自分のためにやってきた。


ネタは何本も書いて
紙は何度も書き直して
写真は何枚も撮り直して


推敲を重ねて


それでも心がOKを出さないと
UPする直前にボツにする。


なんでやってるのか
わからなくなったときもあった。


でも、やろうって決めたから。
決めたことをやり続けてきた。


なかなか自分を
認められなかったから。


この成功体験が自信になるんだ。



ラブは
「LOVE」であり「RUB」


自分で自分を抱きしめてあげよう。
さすってあげよう。
よくやったって。


でもね、
やってみて思う。


やってなくても
続けられなくても
素晴らしい。


自分は素晴らしい。


あるがままで、素晴らしい。


なかなか自分を
認められないときとかも
あるよね。


そんなときは自分で自分を
さすってあげて。
抱きしめてあげて。

あるがままの自分を。

【黄金の河】99

今日は長文です。
バックパッカーでインドへ行ったときの話。

23歳のとき、インドへ行った。
2ヶ月間、ヴェトナム、ラオス、タイ、カンボジアと周って、もう一人旅も慣れたころだった。

コルカタの街に降り立って駅に向かった。

ガンジス川を見るために
聖地ヴァナラシへ行くんだ。

駅ではさっそく
物乞いの子どもたちに囲まれた。
「バクシーシ、バクシーシ」
と足にすがりいつまでもついてくる。

長蛇の列に並んで窓口に行くも
言葉が通じず追い返された。
また並び直して
ヴァナラシ、ヴァナラシと連呼して
やっと切符を手に入れる。
ヴァナラシまで約400円

??

東京大阪間くらいあるはずだけど、
こんな安くていいの?

どうせわからん、とにかく乗ろう。

ホームに行くと巨大でわからない。

infomationの看板を見つけて行くも
英語は通じず。

なんとかコミュニケーションを取る。
あそこのホームの次の電車に乗れ。
4時間ほどで着く。

ホームで待った。

ぼんやりはしてられない。

「どけどけー!」
ホームの真ん中を
俺の常識を超えた荷物満載の荷車が
轢かれたら死ぬ速度で走り抜けていく。

そのエネルギーに圧倒された。
もうアジアなんて慣れたもんだ
と思った自分は愚か。

インドは、全くの別世界だ!

打ちのめされた。
俺はただ立ち尽くしていた。


何時間も待っても列車は来ない。

売店の兄ちゃんが英語で話しかけてきた。

「ずっと待ってるけど、どこ行くんだ?」

「ヴァナラシだ。
このホームに来る次の電車なんだが
全然来ないな」

「お前、放送聞いてなかったのか?
発車のホームが変更になったんだよ」

ヒンズー語の放送だし、わかるかよ!

「それはどこだ?」

「ほら、あれだ」

指の先にあったのは、
まさに今出発したところだった。

!!

猛ダッシュ!

動きだしている電車に飛び乗るという体験を
生涯で初めてやった。

とりあえず適当なところに座って
落ち着こうと思った。
もうすでに俺は打ちのめされていた。

日本に帰りたい。
でも、帰りの飛行機もない。

俺は生きて帰れるだろうか?


列車は何時間乗っていても着かない。
やがて夜になった。

俺が乗っていた席は指定席だったらしく

夜にその席の人が乗ってきた。

ここは私の席だと。

あなたが持っているのは2等車両の切符だ。
ここは1等車両だ。


そしてその人が教えてくれた。

この列車はヴァナラシには行かない。

「何ーー!!!」

時刻表を調べてくれて、
筆談しながら説明してくれた。

次のホームで降りろ。
そして向かいのホームに来る
午前1時発の列車に乗れ。

夜のホームに降り立つと
人々がホームに寝ている。
ベンチとかじゃない。
ホームに横になって寝てるんだ。

そして一角に軍隊がいた。
ホームに小銃をずらっーと並べて
初めてあんなに大量の武器を見た。

夜11時ごろ、電車が入ってきた。

ホームで寝ていた人たち一斉に起きて
電車に群がった。

電車のドアは鍵が閉まっていた。

みんなが叫び、押し、叩く。
あたりは喧騒に包まれた。

一人が窓をこじ開けて入り、
中からドアの鍵を開けた。

人の波がどっと入っていく。
エネルギーが凄まじすぎて、
近寄れない。

あとから
軍隊が入って行った。

そして、この車両は俺たちが使う!
と他の乗客を追い出した。

蹴落とす、という表現は聞いたことあるが
文字通りだった。
乗客は暴力によって放り出された。

怖い!怖い!
何がどうなってるの!?

しばらくして、考える。
俺も乗らなきゃ。

2等車両は自由席。
貧困層ののる車両。

すでにいっぱい。混みすぎ。
東京の満員電車の比ではない。

人の上に人が重なり、
上の荷物置きの網にも人が乗っている。

その中を物売りがめちゃくちゃ
強引に入って行って売ってくる。
「チャーイ!チャーイ!」

なんてパワーだ!

もう参りました。
もう疲れたよ。

仕方なく
トイレの横の、ゴキブリが這う廊下にザックを降ろし、その上に座った。


ここで眠るか。


そうすると、
3人席に4人座ってた人たちが、
さらに詰めてくれた。

ここに座りなと。

ありがとう。

なんとかお尻半分座ることが出来た。

コルカタの空港を出てから
一人の外国人も見ていない。

インド人の独特な黒さに
目と歯が白く際立つ。

孤独。

そもそも本当にヴァナラシに着くのか?

不安。

何も食べてない。

空腹と疲労。

まどろんでいると
俺のザックに刺してた水がない。

向かいに座った人が飲んでる。
そこにいた人たちがまわし飲みして
半分になって返ってきた。


何!?何!?
みんな何してくれてんの!?


後日、ものを共有するという
習慣があるのがわかったが
その時はただひたすら怖かった。

恐怖。

もう眠れないよ。

夜も更け、トントンと叩かれた。

上に登れと。

荷物置きだ。
訳のわからぬまま荷物置きに上がると

まるでハンモックのようだった。

15分くらいすると、
こんどは降りろと。

何このローテーション!

わからない。

困惑


インドのエネルギーに押し潰されて、
俺は矮小だった。

世が明けて、新たに人が乗ってきて
その人たちに席を譲ってぼんやりと
外を見ていた。


恐怖、疲労、孤独、不安。

色んな感情が混じってもう頭は
働いてなかった。


そのとき、

急に視界が開けた!


目に入って来たのは光!

海のような
あまりにも巨大な水が
目の前いっぱいに広がる!

日本では考えられないよう
想像を絶する大河!!

茶色く濁った水が
朝日を浴びて黄金に輝いていた!

誰かが呟いた
「ガンガー」


ガンジス川だ!!!

着いた!!!!


安堵と歓喜の中で見た
黄金に輝くガンジスの大河。

あの神々しく輝く景色は
今でも脳裏に焼き付いている。

旅の中で最も忘れられない風景だ。


辛い中を越えた先にこそ
普段は見られない感動の光が待っている。
苦しんだからこそ見える景色がある。

ぜひ、あなたもそういう
景色に出会ってみて欲しい。

心が震える景色に。

あなたの黄金の河はなんですか?

【2mm】98

アンソニーロビンズの講演で
ハリウッドの凄腕整形外科医の話を聞いた。
その人は多くの女優や歌手を手がけてきて
見ただけでメスを入れてるかどうかわかるそうだ。
その人が決めてる話が意外だった。

どんな人も2mmしか動かさない。

たった2mmの違いで
美しいと言われる顔を作るそうだ。

どんな人も。

大きな違いを生むのは
ほんのちょっとの差なんだと。

もう一つ、名倉さんから聞いた話。
漫画「キングダム」の作者
原泰久さんが連載当初伸び悩んで
「スラムダンク」の作者
井上雄彦さんに相談に行ったそうだ。

そのとき、もらったアドバイス。

キャラクターの瞳を
もう少し大きくした方がいい。

ほんのわずかの違いで
売り上げが一気に上がって
1位になったそうだ。


何か大きな結果を作るには
大きなことをしないといけないと
思っていたけど

どうやらそうじゃないようだ。

ほんのちょっとの差。
わずか2mm

他の人より、
今の自分より、

2mm速く
2mm高く
2mm遠く
2mm大きく

見てもわからないような
そのほんのちょっとの差が
大きな違いを生み出すんだ。

【まだいけるよな‼︎】97

漫画「スラムダンク」の名台詞。
『まだいけるよな!!』

バスケットボールの試合中、相手チームと点差が開いているときに
主人公の桜木が主将のゴリに向かって言った台詞。
ゴリが「ああ!!まだいけるぞ!!」と返す。

最近この台詞が、頭の中に響く。
主に柔軟をやってる時に(笑)

僕は身体がかたくて、柔軟はきつい。

でも隣でべたっとついてる子をみて
同じ人間なんだから俺だって
あそこまで出来るはずだ!
と頑張ってる。

もう無理!
と思っても
まだいけるよな?
と聞かれたら
心の声は
「まだいけるぞ」
って返すんだ。

実際、柔軟って、時間をかければ
ちょっとずつちょっとずつ
手は前にいくんだよね。


これって日常や仕事でも当てはまると思う。

もうこれ以上出来ない、、、。

って思うときって
そういう答えをもってくる
問いをしてたりするだよね。

「もう無理だよね?」
とか
「もうやめたいよね?」
みたいな。

これに対して
「まだいけるよな?」
って問いをされたとき

たいていは

まだ行けるんだ!

自分の心が
「もう行けないです」
って返ってきたら無理しなくて
いいと思うけど。

限界って思ったよりも
遠いんだ。

もう辛い、もうだめかもって思ったとき
「まだいけるよな!!」

この言葉をかけて、自分の
心の声を聞いてみよう。

【吾唯知足】96

図書館で本を読んでいたときに
ふと思った。
字が読めるっていいな。

字が読めるから、今本を読める。
字が書けるから、SNSで発信ができる。

五体満足で生まれてきて
字を読める教養を身につけて
なんて幸せなんだろうと
泣けてきた。

「吾唯知足」
われただ足るを知る

京都の滝安寺に彫られた
言葉が思い出された。

これが足りない、あれが出来ない。
と落ち込んだりすることもある。

そんなときは
足りないものではなく
持っているものに目を向けよう。

すでに多くを持っている。
大丈夫。
十分なほどに満ち足りているんだ。

【準備】95

僕はよく「準備がいいね」と言われる。確かにそうだと思う。
あったらよさそうな物は持ち歩いてるし、必要になりそうな情報はあらかじめまとめておいたりしている。

でも、昔はそうじゃなかった。
こうなれたのには、実は訳がある。

僕は臨機応変が苦手だったんだ。

何か想定外のことが起こった時、
パニックになってしまう。

だから完璧に用意されてないと
安心出来なかった。
怖くてしょうがなかった。

だから準備した。


ペンが足りなかったときのために
余分にもう1本持っていく。
渋谷でお茶をすることになるかもしれないから
カフェの候補をあげてく。
傘や充電器、両替用の小銭などは
どんな時でも持ち歩く。

いっぱい準備するようにした。

だからいつも荷物は多い。

遊びに行くときも、
「今日仕事?」
って言われるくらいいつも持ち歩く。

それは何かあったときに、
ないと不安だからなんだ。

それでも対応しきれないときがある。

そういうときは、あとで
問題と解決策をメモしておいて
それをリスト化して蓄積しておいた。

それがマニュアルになって、
今他の人の役に立っている。


準備をするのが好きだったわけじゃなく
元々は、
究極に苦手なことがあって、
それを避けるために磨いた能力。

今は、臨機応変に弱くて
よかったと思っている。

あらゆることを想定して
準備する力がついた。

苦手と思っていることは
実は人生の
大きな武器になりえるんだ。

あなたの苦手なこと(武器)はなんですか?

【セルフイメージ】94

私はセルフイメージが低い!
と思ってる人ほど
実はセルフイメージが高いことがある。

私はあれも出来ない、
これも出来ない、
と落ち込んだり、
自己嫌悪になつたり。

それはもしかしたら、
比べる対象のイメージが
高いのかもしれない。

出来ないと落ち込むということは
それがうまく出来ている場合が
前提にあるということ。

比べることが出来るということは

自分はそうなれる可能性がある
と信じているということだ。


最初から、出来るわけがない!
と思ってたら
出来なくても落ち込まない。

例えば
ウサインボルトと比べて
足が遅いって落ち込まない。


あれも出来る、これも出来る。
失敗もしない
完璧な自分、理想の自分。

それと比べる対象に
出来るということは
そうなれると思ってる。

むしろ、それが当たり前だという
セルフイメージがあるから
落ち込んだりする。

実は、めちゃくちゃ
セルフイメージが高い
ってことなんだ。

自分はそうなれると思ってる。
それが出来て当たり前と思ってる。
その自分を認めてあげよう。

【氣をつけま、せん】93

「氣をつけます」

失敗したりミスをしたとき
よく使われる台詞。

僕はこの言葉はなるべく使わない。

一度起こったということは
同じことをする際に
再び起こる可能性がある
ということだ。

そうならないように
必ず解決策、予防策を
出すし、出してもらう。

このように対策します。
このように行動や環境を変えます。


「氣をつけます。」
って答えは
具体性がない。

僕にとっては
「何もやりません。」
と同義だ。

同じことが起こらないように
何を変えたらいいのか?

どのようにしたら
解決できるのか?

何が出来るのか?

常に問いかけをして
答えを探すことで
成長していくんだ。

【求めよさらば与えられん】92

今使ってる財布はかなりいいもので、
もう7年くらい使っている。

これを手に入れたときのエピソードがある。

お世話になった方が
引っ越すというので、家に行った。

「処分したいから
欲しいものがあったら
持ってっていいよ。」

本などをもらったあと
この財布が目についた。

「この財布いいですね!」

「いいとこに目を付けたね。
これはすごくいいもので
とても気に入ってるんだ。

欲しいの?」

「いや、大切なものなら
もらえないですよ」


次に言われたことに
違和感を感じた。

「へぇー、
河端くんはそうやって
欲しいもの欲しいって
言わないで生きていくんだ。」

とっさにこう答えた。

「当たり前じゃないですか。
あなたのものなんだから
いらないのではなければ
もらえませんよ。」

言葉に出して、
違和感の原因に気付いた。
これ違うな。

その考え方を変えなさい、
と教えてくれてるんだ。


「これ欲しいです!僕にください!」


「大事に使ってね。」


財布と一緒に、
素敵な教えもいただいた。

欲しいものは欲しいって言わないと
手に入らない。

求めよさらば与えられん。

【10秒の壁】91

100m走で10秒切る。

今は、大きな大会の決勝戦で
9秒台は当たり前の世界。

ところがひと昔前は、
そんなことが出来るのか?
と思われていた。

1983年カール・ルイスが
公式記録で10秒を破った。
それから続々と10秒を破る選手が現れたんだ。

それまでは誰も越えられなかったのに。


これを聞いたとき、
すごいな!って思った。
意識がこんなにも現実を変えるのか。

以前は10秒というのは
人間が越えられない壁。
という共通意識が持たれていた。

ところが、
一人が越えてしまうと

あれ?
出来るじゃん。


潜在意識に入る。

集合的無意識が変わり

出来る人が続出する。


意識が変わったら
出来るようになったということは
つまり本当は壁なんてなかった
ってことだ。

思い込みなんだ。

壁は自分が作ったものだ。


壁を壊そう!意識を変えよう!

・・・
とは言っても
簡単には出来ない。

私にも様々な思い込みがある。

それを壊せたのは
壁がない人と出逢うことだった。


いろんな方と出逢った中で
特に名倉さんが
めちゃくちゃ壁を壊してくれた。